ジェームチュク (国境警備艦・初代)とは? わかりやすく解説

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ジェームチュク (国境警備艦・初代)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/28 03:22 UTC 版)

ジェームチュク
Жемчуг
艦歴
起工 1972年3月28日 ゼレノドーリスク造船工場
進水 1973年1月14日
竣工 1974年8月30日
所属 ソ連国家保安委員会
ロシア連邦保安庁
除籍 1995年10月4日
解体 1995年2月1日
要目
艦種 国境警備艦
艦型 1124-P 設計
工場番号 711
排水量 基準排水量 890 t
満載排水量 1010 t
全長 71.2 m
全幅 10.15 m
喫水 3.6 m
機関 ガスタービンM-813 2 基 18000 馬力
ディーゼルM-507A 2 基 20000 馬力
3 基
推進 2推進
電源 ディーゼル発電機DG-500 1 基
ディーゼル発電機DG-300 1 基
ディーゼル発電機DG-200 1 基
タービン発動機2 基 各1250 kWt
速力 最大速度 32 kn
ディーゼル機関1 基 7 kn
ディーゼル機関2 基 16 kn
ガスタービン機関 21 kn
航続距離 4000 /10 kn
2750 浬/14 kn(ディーゼル機関)
950 浬/27 kn
活動日数 9 日
燃料 130 t
10.5 t
27.2 t
乗員 士官 9 名
水兵 70 名
武装 57 mm連装両用AK-725 2 基(弾数各500 発)
533 mm2連装魚雷発射管DTA-53-1124 2 基(SET-65またはエノート2魚雷4 本)
12連装対潜ロケット弾発射機RBU-6000「スメールチ2」 2 基(RGB-60ロケット96 発)
爆雷投射器 2 基(爆雷20 個)
機雷 18 個まで
レーダー 対空・対水上捜索照準レーダーMR-302「ループカ」 1 基
航法レーダー「ヴァイガーチ」 1 基
射撃管制レーダー MR-103「バールス」(主砲用) 2 基
ソナー 垂下式「シェローニ」 1 基
キール固定式MG-322「アルグーニ」 1 基
電子戦装備 「ビザーニ-4B」 1 基
チャフ・フレア16連装発射機PK-16 2 基
諸装備 通信システム 1 式
敵味方識別装置 各種
搭載機 なし

ジェームチュク(ロシア語: Же́мчугジェームチュク)は、ソ連ロシア連邦国境警備艦(Пограничный сторожевой корабль)である。艦名は「真珠」の意味。中国語の「珍珠」(拼音: zhēn zhūキリル文字転写: чжэнь чжу)の音写に由来する。

概要

1972年3月28日ソ連国家保安委員会(KGB)の1124 設計によって建造される工場番号第711号艦が、タタール自治ソヴィエト社会主義共和国のA・M・ゴーリキイ記念ゼレノドーリスク造船所で起工された。翌1973年1月14日には進水1974年1月18日付けでKGBの海上国境局に登録され、第711号艦はジェームチュクと命名された。

1973年の夏には内水システムを経由してバレンツ海コーラ湾に面したムールマンスク州クフシーンスカヤ・サルマに引き渡された。ジェームチュクは、同地において海上公試を実施した。1974年8月30日に試験が終了すると、北方国境警備艦軍事管区北西国境警備管区に配備された。

ジェームチュクは200海里排他的経済水域の警備任務に就き、コーラ半島周辺のバレンツ海で行動している。ソビエト連邦の崩壊後は所属がロシア国境軍に変更された。1995年10月4日には売却・解体のために除籍され、2月1日には解体作業が実施された。

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