シーモアの攻撃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/12 15:41 UTC 版)
「第三次ピーターズバーグの戦い」の記事における「シーモアの攻撃」の解説
第6軍団体系の中で左翼はトルーマン・シーモアの師団であり、J・ウォーレン・キーファー中佐の旅団が先導し、マクレイのノースカロライナ旅団を蹴散らした。キーファーはその先導連隊に対して、北軍兵が既に見つけていた障害物にある開口部を通って進むよう指示していた。キーファーの前衛部隊が弾込めしていないライフル銃を持って南軍哨戒部隊を駆逐し、主前線の前にある逆茂木の方向に進んだ。逆茂木を破った後は、キーファー隊がその破片となった木材を使って工作物正面の壕の上に橋を架け、キーファーの連隊が素早くノースカロライナ第28歩兵連隊を圧倒して、大砲10門を捕獲し、数多くの兵士を捕虜にし、連隊旗3本とヘンリ・ヘス少将の作戦本部旗を捕獲した。 ウィリアム・S・トルークス大佐がシーモア師団の残り部隊を率い、ノースカロライナ第11歩兵連隊と同第52歩兵連隊と対抗し、さらに第6軍団の最左翼にあった大砲6門の砲台に向かった。北軍兵は前進中に激しい銃撃に遭い、5個連隊全てが暗闇に近い中を進んでいる内に混ざり合うようになったが、南軍の哨戒兵が本前線の方向に逃げ始めたときも南軍は銃撃を続けた。数的に劣勢なノースカロライナ兵はバーモント第10歩兵連隊が先導する北軍に圧倒された。シーモアの攻撃はロードアイランド第1軽装砲兵隊G大隊の一部とニューヨーク第3独立大隊の大きな援護を得ていた。 激しい戦闘が30分間続いた後、南軍の前線が崩壊し、ハンフリーズの第6軍団の突破が決定的になった。第6軍団が前に殺到したので、幾らかの兵士はボイドトン板張り道路を渡るまで進み、約1マイル (1.6 km) 離れたサウスサイド鉄道にも達した。
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