シアトル航路
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 04:50 UTC 版)
日本郵船は北米シアトル航路を強化するため、1万1000トン級貨客船3隻の建造を決定し、浅間丸型「秩父丸」を建造中の横浜船渠は2隻の建造を受注した。これが「氷川丸」と「日枝丸」である。船橋には東京千代田区日枝神社を祀る。「氷川丸」、「日枝丸」、「秩父丸」は並んで同時に建造された。また氷川丸級3隻(氷川丸、日枝丸、平安丸)は頭文字『H』を持つ神社名(氷川神社、日枝神社、平安神宮)に由来している。1930年(昭和5年)7月、横浜船渠で竣工。シアトル航路に就航した。同航路はグレート・ノーザン鉄道と日本郵船の提携により1896年(明治29年)開設された航路で、当時人口6000人だったシアトルは「ノーザングレート鉄道を父、NYK(日本郵船)を母」として目覚ましい発展を遂げ60万都市になった。 就航後、往行では生糸、日本茶、綿製品、玩具などを運び,復航は屑鉄、銅、亜鉛,ニッケル、牛皮、航空機用特殊木材などを運搬した。
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