貨物船として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/07 13:53 UTC 版)
「愛宕丸 (1924年)」の記事における「貨物船として」の解説
完成した「飛鳥丸」「愛宕丸」の姉妹船は、神戸港・シアトル線に就航した。しかし、シアトル航路は往路のみの貨物輸送が中心であるためディーゼル船は経済的に不向きと判断され、「飛鳥丸」型2隻はニューヨーク航路に配船先変更となった。 船主の日本郵船が畿内丸型貨物船に代表されるニューヨークライナーと呼ばれる高速貨物船の整備に出遅れたため、「愛宕丸」は長くニューヨーク航路にとどまっていた。その後、1934年(昭和9年)に日本郵船のニューヨークライナーであるN型貨物船6隻が一挙に就航したのと交代して、中米航路へ異動となっている。 日米関係が緊迫する中、「愛宕丸」は日本陸軍に徴用された。太平洋戦争勃発後、陸軍徴用船として1942年(昭和17年)前半の南方作戦終了まで使用された。徴用解除されてからは民需船に戻っている。
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