サイト売買のリスク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/26 09:32 UTC 版)
売却希望者側のリスクとしては、サイト譲渡代金の未回収が挙げられる。また、購入者側のリスクとしては、売却希望者が事前に説明していたウェブサイト内容と実際との差異(瑕疵や虚偽、誇張表現、売上やアクセス数の粉飾など)が挙げられる。 双方の主観がぶつかりあう当事者間直接取引では、価格交渉時と、デューデリジェンス(買収監査)の面で、合意に至らず交渉決裂になるケースが多い。(高額取引になればなるほど取引の成立は難しく、リスクやトラブルの可能性が高くなる) 遠方同士の取引はメールや電話のみでの交渉となるためトラブルになるケースがある。 サイト売買経験の乏しい当事者間の取引では譲渡物の確定などについても問題となるケースがある。 ASPから借りたサイトをあたかも独自のシステムのように見せかけて売ろうという悪徳売主も出てきている。 その他故意にサイト売買という商行為で相手方を騙そうとする「サイト売買詐欺」をする人も現れてきている。 サイト売買サイトは新規でたくさん出てきているが、情報提供だけをして、担当者が交渉や監査や引継ぎなどに同席せずに売り手買い手に直接売買交渉などをさせ、成約したら成約報酬が生じる、という業者が増えてきている。 買う側、売る側、どちらにしても、サイト売買サイトを利用する際は「サイト売買仲介業者」か「サイト売買情報提供業者」か、どれくらいの時間と内容の役務を提供してくれるのかを聞いてから慎重に業者を選ぶべきである。成功報酬だけで業者選びをすると思いがけない落とし穴がある場合が多々ある。
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