サイズ表記・規格
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 08:38 UTC 版)
例えば「16×7J 5H PCD100 +38」と表記されていた場合 「16」外径…16インチビード当たり面の直径をインチで表す。 「7」リム幅…7インチ 「J」フランジ形状。リム面からフランジ頂部までの高さ、フランジの厚さ、フランジのビード当たり面の半径で分類。乗用車で一般的な形状(高さ / 厚さ / 半径。単位 mm)B = 14.0 / 10 / 7.5J = 17.5 / 13 / 9.5JJ = 18.0 / 13.0 / 9.0K トラックで一般的な形状B、F、E、GS、J、JJ、K、S、SW、SWA、T、V ※形状記号の後にSDCが付いた場合はサイドリング付き(Semi Drop Center rim) 特殊自動車・農機で一般的な形状A、B、D、E、F、G、I、J、JA、JJ、K、LB、MT、P、R、S、SP、SW、TG、V、W、WI バイクで一般的な形状J、K、MT、W ※形状記号の後にDTが付いた場合は2つ割りリム(Divided Type rim) 自転車で一般的な形状B/E、H/E、W/O その他 Lなど 乗用車用アルミホイールのフランジ形状には「J」が多いため、よく目にするこの記号をリム幅の単位だと勘違いし、例えば、フランジ形状「K」の純正スチールホイールを「14×5.0J」と呼んだり、幅広ホイールに対して「J数が大きい」と表現するなどは、すべて誤用である。 「5H」取付ボルト穴…5穴 3穴~12が用いられている。重量や負荷が大きい車両ほどボルト数が多く、直径が太くなる。 「PCD」取付穴間径…100 mm「PCD」とは「Pitch Circle Diameter」の略。(日本の乗用車では100 mm、110 mm、114.3 mm(4.5インチ)が一般的で、外国車には101.6 mm(4インチ)などもある。複数の径に対応したマルチPCDホイールもある。) 「+」インセット(日本国内での旧称はプラスオフセット)。ハブ面からリム(タイヤ幅)中心までの距離…プラス方向(車両内側)に38 mmの意味。ETと表記するメーカーもある(単位はmmで、ドイツ語の「Einpresstiefe」の略で英語のOffsetと同義)。リム中心がハブ面の内側に入ることをインセット、逆にリム中心がハブ面より外側に出ることをアウトセット(日本国内の旧称はマイナスオフセット)という。 詳しくは、スチールホイール、アルミホイールを参照。
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