サイクルまたはサイクル毎秒
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/21 08:35 UTC 版)
「サイクル (単位)」の記事における「サイクルまたはサイクル毎秒」の解説
サイクルとサイクル毎秒は、物象の状態の量である周波数の単位としては、同一の計量単位である。 サイクルとサイクル毎秒は、1948年の第9回国際度量衡総会で提案され1960年の第11回国際度量衡総会で正式に決定されたヘルツ (Hz) に置き換えられた。1 ヘルツ = 1 サイクル = 1 サイクル毎秒 である。このことから、日本の計量法では、1997年10月日以降は、取引・証明における使用が禁止された。 単位記号は「c、∼又はc/s」と規定されているが、「cps」や「⏦」も用いられた。cpsはカウント毎秒、キャラクター毎秒の記号としても用いられることがある。 サイクル毎分 (c/min, cpm)、サイクル毎時 (c/h, cph) もあったが、同じく非SI単位かつ非法定計量単位である。文脈によっては、これらを単にサイクルと称する場合がある。 1997年9月30日までは、派生単位として次の4単位と記号が認められていたが。計量法上はSI接頭語が付加された単位としての位置づけではなかった。これらの4単位の記号としては、「∼」を用いることはできない。 キロサイクル又はキロサイクル毎秒(kc又はkc/s)= キロヘルツ メガサイクル又はメガサイクル毎秒(Mc又はMc/s)= メガヘルツ ギガサイクル又はギガサイクル毎秒(Gs又はGc/s)= ギガヘルツ テラサイクル又はテラサイクル毎秒(Tc又はTc/s)= テラヘルツ 俗な用法としてギガヘルツで動作する電子回路のはしりの時期に、キロメガサイクルの語が見られた。
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