コロナ疎開
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が都心部を中心に流行しつつある状況を危惧し、都心在住者が、帰省あるいは旅行の名目で地方に移動しようとすること。地方へウイルスを持ち込むリスクを考えず、国の封じ込め政策を害する、自己中心的な行為として非難されている。
「疎開」とは、都会で暮らしている人が災禍を逃れるために居所や財産を移すことである。
新型コロナウイルスに関しては、たしかに、都会より人口の密集度合いの低い田舎の方が、感染する可能性が低いとは言い得る。しかしながら、疎開した当事者が実はすでにウイルスを体内に取り込んでいる(無症状のキャリアである)という可能性を払拭することは難しい。つまり、疎開した当事者がウイルスを田舎で蔓延させる要因になる可能性が拭いきれない。
2020年4月初頭には、東京や大阪などから鳥取などへ観光客が大挙している旨や、鳥取県知事がこれに苦言を呈したことなどが報じられるに至った。
コロナ疎開
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 18:23 UTC 版)
2020年、2019新型コロナウイルスの感染が拡大すると、人が少なく自然豊かという理由で「コロナ疎開」する県外からの観光客が増加した。高齢者が多い状況から、地域の自治会が来島を自粛するよう呼び掛ける異例の事態となった。同年4月18日、周防大島町は感染を拡大させかねないとして、片添ケ浜海浜公園のオートキャンプ場の一時閉鎖に踏み切った。
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