コノドント動物の探索とは? わかりやすく解説

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コノドント動物の探索

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/15 09:19 UTC 版)

コノドント」の記事における「コノドント動物の探索」の解説

コノドント発見されてから、その正体分かるまでには、随分時間がかかっている。その間に、コノドント研究進み、その重要性が増すにつれ、正体探しにも熱が入ったコノドント研究から、その正体が歯のようなものであろうとは言われたものの、環形動物であるとか、脊椎動物であるとか、さまざまな説飛び交った最初にコノドント正体として発表されたのは、バージェス動物群のひとつ、オドントグリフスである。サイモン・コンウェイ・モリス(英語版)は、1976年に、この体長6cmの腹背方向扁平な動物記載し、この動物口の周辺に並ぶ短い触手中に、歯のような骨があったらしい痕跡を見つけ、これがコノドントである可能性遠回しに示唆した分類群名として有錘歯綱(コノドントフォリダ)という名前すら提案した。しかし、軟体部保存のよさに比べて固いはずの部分残っていないことなどから、疑問視するものも多かった1970年ころ、ウィリアム・メルトンとハロルド・Wスコットモンタナ州石炭紀後期地層からコノドント動物発見したことを発表した。この動物、ティフロエスス(it: Typhloesus wellsi)は体長約5cm左右に扁平な楕円形で、尾部ヒレがあり、全体ナメクジウオ似ている。この動物化石の腸に当たると思われる部分から、まとまったコノドント見つかった。そこで、コノドント腸内並んで餌の仕分けなどを行なっていたのではないかとも言われた。しかし、発見されコノドントは完全な姿ではなくその後これはコノドント動物ではなくコノドント動物食べたものだと言われるようになった1983年初め真のコノドント動物化石発見された。その後さらにいくつかの化石発見され次第にその姿が明らかになった。それによると、この動物クリダグナサス現在のヤツメウナギなどと類縁のあるものと考えられており、コノドントは本種(およびその近縁種)の歯であるとするのが現在の見地である。 コノドント自体日本国内でも、1958年群馬県みどり市(旧大間々町)で最初の発見なされている。

※この「コノドント動物の探索」の解説は、「コノドント」の解説の一部です。
「コノドント動物の探索」を含む「コノドント」の記事については、「コノドント」の概要を参照ください。

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