コシヒカリ富山BL6号【コシヒカリトヤマBL6ゴウ】(食用作物)
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登録番号 | 第12567号 |
登録年月日 | 2005年 1月 19日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | コシヒカリ富山BL6号 よみ:コシヒカリトヤマBL6ゴウ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 富山県 | |
品種登録者の住所 | 富山県富山市新総曲輪1番7号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 小島洋一朗、蛯谷武志、金田宏、山本良孝、向野尚幸、土肥正幸、木谷吉則、山口琢也、表野元保 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「コシヒカリ」に出願者所有の育成系統「BC57」(「東北IL5号(後の「ササニシキBL3号」)」に「コシヒカリ」を2回戻し交配して育成)を交配し、その後、「コシヒカリ」を細胞質親として戻し交配して育成された固定品種であり、育成地(富山県富山市)における成熟期は中生の早、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-z,aの水稲、粳種である。草型は中間、稈長は長、稈の細太は中、剛柔はやや柔、止葉の直立の程度は中、葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長、穂数及び粒着密度は中、穂型は紡垂状、穎色は黄白、ふ先色は黄白-黄である。芒の有無と多少は極少、芒長は短、芒色は黄白-黄である。玄米の形、大小、色沢及び精玄米千粒重は中、玄米の見かけの品質は中の上、光沢は中、食味は上の中である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は中生の早、穂揃日数は中、穂発芽性は難、耐倒伏性は弱、脱粒性は難、収量はやや少である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-z,a、穂いもちほ場抵抗性は中、葉いもちほ場抵抗性は強である。蛋白質含量はやや低である。「コシヒカリ」と比較して、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-z,aであることで、「ひとめぼれ」と比較して、稈長が長いこと、出穂期が晩いこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-z,aであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成3年に富山県農業技術センター農業試験場(富山市)において、「コシヒカリ」に出願者所有の育成系統「BC57」(「東北IL5号(後の「ササニシキBL3号」)」に「コシヒカリ」を2回戻し交配して育成)を交配し、4年から「コシヒカリ」を細胞質親として戻し交配を行い、9年に個体選抜を行い、以後、10年から系統育種法により育成された固定品種であり、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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