コシヒカリ富山BL2号【コシヒカリトヤマBL2ゴウ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第9642号 |
登録年月日 | 2002年 1月 16日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | コシヒカリ富山BL2号 よみ:コシヒカリトヤマBL2ゴウ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 富山県 | |
品種登録者の住所 | 富山県富山市新総曲輪1番7号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 蛯谷武志、山本良孝、土肥正幸、金田宏、小島洋一朗、石橋岳彦、木谷吉則 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、出願者所有の育成系統「BC-ta2」に、「コシヒカリ」を反復親として戻し交配して育成された固定品種であり、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-ta2、i、育成地(富山県富山市)における成熟期は中生の早、米飯用の水稲、粳種である。草型は中間型、稈長は長、稈の細太は中、剛柔はやや柔、止葉の直立の程度は中、穂長及び穂数は中、穂型は紡垂状である。穎色は黄白、ふ先色は黄白-黄、芒の有無と多少は稀、芒色は黄白-黄である。玄米の形、大小及び精玄米千粒重は中である。出穂期及び成熟期は中生の早、穂発芽性は難、耐倒伏性は極弱である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-ta2、iである。「コシヒカリ」、「コシヒカリ新潟BL1号」、「コシヒカリ新潟BL2号」及び「コシヒカリ新潟BL3号」と比較して、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-ta2、iであることで、「キヌヒカリ」と比較して、稈長が長いこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-ta2、i であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成3年に富山県農業技術センター農業試験場(富山市)において、「コシヒカリ」に出願者所有の育成系統「BC-ta2」(「東北IL7号(後の「ササニシキBL5号」)」に「キヌヒカリ」を2回戻し交配して育成)を交配し、4年から「コシヒカリ」を反復親として戻し交配を行い、以後、6年から系統育種法により育成された品種であり、9年に生産力検定試験、特性検定試験等の試験を行い、その特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「富山BL2号」であった。 |
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