ゲーム内での実装
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/09 03:32 UTC 版)
『シヴィライゼーションIV』では、イースター・エッグとしてガンジーが核兵器を使用する傾向で「まだ」プログラムされているという誤解が広まっていたが、フィラクシスは意図してゲームにそのような動作を追加しなかった。最初に意図して核ガンジーを含ませたのは『シヴィライゼーションV』だった。『シヴィライゼーションV』のリードゲームデザイナーであるジョン・シェーファー(英語版)はガンジーの「Build Nuke」と「Use Nuke」のパラメータを可能な限り高い値である12に設定した。シェーファーはジョークとしてこれを行ったと語った。「サティヤーグラハを奨励するインドの政治家が隣人を核攻撃したいと思っているのではないかと想像するのは楽しい」。2010年にゲームがリリースされた後、プレイヤーはガンジーの似合わない行動に気づき、それは『ジ・エスケイピスト』のコミック『Critical Miss』で取り上げられた。プレイヤーは『シヴィライゼーションV』のガンジーを「サーモニュークリア」、「世界の破壊者」、「クルチャトフ」と呼んだ。 ガンジーは実際に『シヴィライゼーションV』で最も平和的な指導者の一人だが、核兵器の製造と使用を管理する彼のAIのパラメータの値は12であり、これは指導者の中で最も高い値となっている。次に高い3人の指導者の値は8であり、ほとんどの指導者の値は4から6となっている。ゲームプレイに多様性を持たせるため、『シヴィライゼーションV』では各ゲームの開始時にそれぞれ-2から+2の間のランダムな値を加えてパラメータを調整する。ガンジーの場合、これは「Build Nuke」と「Use Nuke」のパラメータが最大の評価である10を下回ることは決してないことを意味する。 『シヴィライゼーションVI』では、AIの挙動を調節する隠しアジェンダメカニズムを導入した。各リーダーには2つのアジェンダがあり、1つ目の各文明の歴史に基づいた一定のもので、2つ目は各ゲームの開始時にランダムで選択される。ガンジーの固定アジェンダは「平和の守り手」で、彼が戦争を始める可能性はとても低い。しかし、彼は2つ目のアジェンダとして「ニュークハッピー」を獲得する確率が高くなっている。
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