ケーブルテレビへの配信
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 07:02 UTC 版)
「専門チャンネル」の記事における「ケーブルテレビへの配信」の解説
「ケーブルテレビ向けCS放送」も参照 日本の専門チャンネルは、ケーブルテレビ (CATV) 各社向けの「テープネット」、「物ネット」で始まった。各CATV局へ、番組コンテンツ入りのビデオテープを配給する形で番組配信が行われた(スター・チャンネル等)。全国共用の番組スケジュールに沿い(ガイド誌等掲載の番組表が共通スケジュールであった)各社が各自一斉に同じスケジュールで放送した。 1989年、通信衛星SUPERBIRD等によるCSアナログ(通信衛星)配信がはじまる(スター・チャンネル、スペースシャワーTV等)。 1992年、通信衛星SUPERBIRD Bを使用した「スカイポート通信サービス」(株式会社スカイポートセンター)、通信衛星JCSAT-2を使用したCS BAANによるCSアナログ配信が始まる。CATV以外にもマンション、文化住宅、アパート等のいわゆる集合住宅やホテル等の共同受信設備を通しての視聴向けの配信も行われた。 1996年、通信衛星JCSAT-3を使用してパーフェクTV!(現スカパー!)のCSデジタル放送電波を使っての配信が始まる。各戸への送信はまだアナログ波で行われていた。 1997年、通信衛星SUPERBIRD Cを使用してディレクTVのCSデジタル放送電波を使っての配信が始まる。 1998年、通信衛星JCSAT-4Aを使用してスカパー!スカイサービスのCSデジタル放送電波を使っての配信が始まる。 2002年、通信衛星N-SAT-110デジタルCS放送電波を使っての配信が始まる。 2002年、デジタルCATV向けに変調された信号を衛星によって各CATV局へ配信を行うi-HITS(5月サービス開始)、J-HITS(現JC-HITS)のデジタル配信事業者の一形態HITS事業者が事業を開始。これらデジタル配信事業者を使った場合、送信もデジタル波となる。 2002年5月、日本デジタル配信 (JDS) 等では上記HITS事業者のCS衛星からの信号やCSデジタル放送を受信し変調方式をCATV向けに変調して光ファイバーで周辺のCATV局で配信を行うデジタル配信事業を開始。 2005年10月、JDS は光ファイバーでの配信を全国に広げたネットワークを構築した。このネットワークは伝送路に衛星を使わず天候障害の発生しない配信サービスとなっている。同時にハイビジョンチャネル(ディスカバリー HD等)の配信も開始。
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