クリマコムーネ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/08 05:56 UTC 版)
ザーベックは2009年に「NRWのクリマコムーネ」となった。この村落は、西ミュンスターラントのボホルト(ドイツ語版、英語版)と、賞金330万ユーロの賞を分け合い、この賞に応募したコンセプトを実現するために110万ユーロを獲得した。この町の目標は、2030年までに、消費するエネルギーよりも多くのエネルギーを再生可能なエネルギー源から得ることである。投資家からの照会も多く、この目標は数年間で達成可能と思われる。3つの重要なリーディングプロジェクトは以下のものである: ザーベッカー・ゾネンザイテン(ザーベックの太陽光サイド): 町は太陽光エネルギーの利用を促進している。町のすべての屋根に太陽光発電機を取り付けようと試みている。地元の銀行はこれに対応する促進プログラムを設けた。地元の信用金庫の支援を受けた町民エネルギー協同組合「エネルギー・フュア・ザーベック」は投資のための財政基盤を形成している。このエネルギー協同組合はバイオエネルギーパーク(後述)の太陽光発電機の 2/3 を調達し、風力発電への投資も計画している。 ザーベッカー・アインジヒテン(ザーベックの認識): 町の学校・スポーツセンターは近郊温熱網によるセントラルヒーティングがなされている。かつての本課程学校には、プロジェクト全体のインフォメーションセンターに位置づけられるガラスフロントの裏にペレットストーブが設けられている。10のステーションを巡るエネルギー学習路は、再生可能エネルギーとエネルギーの節約術について情報提供を行っている。 ザーベッカー・シュトフシュトレーメ(ザーベックの原料の流れ): この町は、町内にあった広さ 90 ha の旧弾薬庫を購入した。その後、ここに大規模なバイオエネルギーパークが設けられた。エンヴィテック・バイオガス社のメガワット規模のバイオガス発電施設の他に、それぞれ 3 MW の出力を有する、支柱の高さ 149 m の Types Enercon E-101 の風力発電機7基が2013年に設けられた。その前にある74基の旧掩蔽壕では2012年の夏に 6.4 MW の太陽光発電施設が稼働を開始した。この他にシュタインフルト郡の中央堆肥化施設がここにある。木片からペレットへ、糞便から肥料への再生が取り組んでいるもう一つのプロジェクトである。現在ノルトライン=ヴェストファーレン州の塩の備蓄が保管されている旧掩蔽壕内の活用プロジェクトが議論されている。
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