クリケット選手への転向
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 18:57 UTC 版)
西武から戦力外通告を受けた直後は、NPB他球団での現役続行を希望していた。2017年11月15日には、前年(2016年)に参加を見送った12球団合同トライアウト(マツダスタジアム)に初めて挑戦。シートバッティング方式の対戦で、4人の投手を相手に、4打数1安打(二塁打)という結果を残した。他球団から獲得のオファーを受けるまでには至らなかったが、クリケット関係者から身体能力の高さを評価されたことを機に、クリケットへの転向を決意。クリケットの本場・インドのトップリーグへ参戦することを目標に、2017年11月末からトレーニングを始めた。プロ野球選手がクリケット選手に転向した事例は、木村が世界で初めてとされる。 2018年には、3月に日本クリケット協会が主催する男子日本代表強化選手団の選考会へ参加。日本代表の強化選手に選出された。 日本代表への選出後は、関東地方を拠点に活動するワイヴァーンズクリケットクラブに所属しながら、「クリケットの本場」とされる国々で実戦経験を随時積んでいる。2018年6月には、クリケットの競技人口が世界で2番目に多いオーストラリアで、3週間にわたってクラブチームの練習に単身で参加。10月からは、「セント・キルダ・クリケット・クラブ(英語: St Kilda Cricket Club)」(同国ビクトリア州のプレミア・アマチュアリーグに加盟するチーム)および、「トゥーラック プラーン」(メルボルン市の東南地域のリーグに加盟するチーム)の四軍で、クリケット選手としてのスタートを切った。2019年にも、8月にスリランカの強豪チーム「シンハラ・スポーツ・クラブ(英語: Singhalese Sports Club)」の三軍へ1か月間参加。その後も、シーズンにあわせ日本と海外を往復している。
※この「クリケット選手への転向」の解説は、「木村昇吾」の解説の一部です。
「クリケット選手への転向」を含む「木村昇吾」の記事については、「木村昇吾」の概要を参照ください。
- クリケット選手への転向のページへのリンク