クラキンコとは? わかりやすく解説

クラキンコ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/10 01:41 UTC 版)

クラキンコ
欧字表記 Kura Kinko
品種 サラブレッド
性別
毛色 栗毛
生誕 2007年4月11日(18歳)
クラキングオー
クラシャトル
母の父 ワカオライデン
生国 日本北海道日高町
生産者 倉見牧場
馬主 倉見利弘
調教師 堂山芳則北海道
→中村護(大井
→堂山芳則(北海道)
競走成績
生涯成績 33戦12勝
地方競馬32戦12勝)
中央競馬1戦0勝)
獲得賞金 3420万8000円
勝ち鞍 H1:北海優駿(2010年)
H2:北斗盃(2010年)
H2:王冠賞(2010年)
H2:コスモバルク記念(2011年)
H2:ノースクイーンC(2013年)
H3:フロイラインC(2010年)
H3:星雲賞(2011年・2012年)
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クラキンコ日本で生産、調教された競走馬。馬名の意味・由来は「冠名(クラ)+父名より(キン)+子」。ともに北海優駿優勝馬の両親をもち、史上4頭目、牝馬では初の北海道三冠を達成した。北海優駿を両親と娘の2世代にわたって勝ったほか、ダートグレード競走でも実績を残した。

経歴

誕生までの経緯

クラキングオーは2000年の北海優駿、王冠賞の二冠を制するなど重賞を5勝し、ホッカイドウ競馬の第一線で活躍していた。しかし、2003年のレース中に故障を発生して競走を中止。予後不良の判断を迫られる重症だったが、奇跡的に命を取り留めた。その後は現役を引退し、故郷の倉見牧場で治療に専念しながら功労馬として過ごした後、2006年からは種牡馬登録もされ、自家種牡馬としての役目も担うことになった。初年度の配合相手に選ばれたのは、クラキングオーと同じく北海優駿など重賞を5勝し、牧場の看板ともいえる繁殖牝馬クラシャトル。そして翌年、クラキングオーの初年度ただ1頭の産駒、後にクラキンコと名付けられる栗毛の牝馬が誕生した。

2歳時

2歳になったクラキンコはかつて父を手がけた堂山芳則厩舎に所属。2009年8月11日のフレッシュチャレンジ(JRA認定新馬戦)でデビューする。能力検査のタイムが出走馬中最下位[注 1]と芳しくなく6番人気であったが、2番手追走から直線で一時抜け出し2着に惜敗。勝ったのは後に大井に移籍して翌年の羽田盃を勝つシーズザゴールド。3着に8馬身差をつける、負けて強しの競馬だった。そしてルーキーチャレンジ(JRA認定未勝利戦)、ザール賞を楽勝し、デビュー戦がフロックでないことを証明する。ルールオブロー賞は最後方から猛然と追い込むも時すでに遅く3着。ダートグレード競走初挑戦のエーデルワイス賞も後方からの競馬で、先に抜けだしたオノユウに届かず2着だった。次走は中央の特別指定競走である赤松賞で芝レースに初挑戦するが、先行するも直線で伸びず、アパパネの12着と惨敗した。ホッカイドウ競馬の全日程終了後、同年12月からは大井の中村護厩舎に移籍。東京2歳優駿牝馬を目指したが、右前肢に内側管骨瘤の症状が出たため、回避して休養に入る。

3歳時

北海道三冠の一冠目である北斗盃はホッカイドウ競馬の開幕週に行われるため、ステップレースを使う目的で引き続き大井に所属し、菜の花特別から戦線に復帰。このレースはスタートで大きく出遅れて7着、次走のたんぽぽ特別では中団後方から直線で内から伸び、追撃をハナ差でしのいで勝利する。再び堂山厩舎に戻って迎えた北斗盃では、中団追走から直線で内を突いて先頭に立ち、ゴール前は抑える余裕も見せる完勝で一冠目を制する。続く北海優駿は4番手から4コーナーでもったまま先頭に立ち、直線でも3頭の南関東勢を完封。着差以上に余裕のある勝利で二冠を達成した。その後はフロイラインカップ華月賞を経て三冠目の王冠賞に向かうことになり、フロイラインカップをほとんど追わずに楽勝するが、熱発のため華月賞を回避して王冠賞に臨む。そしてレースでは5番手追走から4コーナーで先頭に立ち、そのまま押し切って三冠を達成した。なお、3レースの最大距離差1400メートルは4頭のホッカイドウ競馬三冠馬のうち最長である。堂山調教師は2001年のミヤマエンデバーに続いて2度目の三冠馬トレーナーとなった。

三冠達成後の緒戦となったオープン特別のNOSAI日高特別は2番手に先行し、4コーナーで楽に先頭に立って直線で後続を突き放し、古馬との初対決を制した。“四冠”を目指した道営記念はファン投票1位で出走。5、6番手に先行し、直線で先頭争いに加わるが抜け出せず、勝った同じ厩舎のオネストジョン[注 2]らにもかわされて5着に敗れた。ホッカイドウ競馬のオフシーズンに入った12月には名古屋グランプリに出走。先行して3番手につけるが、2周目3コーナー付近で手ごたえがなくなり、8着に敗れた。

この年の活躍が認められ、ホッカイドウ競馬の年度代表馬賞(サラブレッド系3歳以上[注 3])を受賞した。

4歳時

2011年の初戦は5月5日コスモバルク記念。遠征してきた岩手の三冠馬ロックハンドスターとの三冠馬対決に、南関東重賞2勝をひっさげてホッカイドウ競馬に復帰したショウリダバンザイも加わっての三つ巴の戦いが注目された。レースでは3番手で折り合い、直線で外目から抜けだすと、追い込んできたショウリダバンザイをクビ差しのいで勝利した。続く星雲賞では逃げるリアライズトロイカを最後の直線でクビ差かわして優勝した。ノースクイーンカップでは中団追走から直線で抜け出しを図るが、後方から追い込んだショウリダバンザイの脚色が上回り2着に敗れた。ブリーダーズゴールドカップではインの4番手で競馬をするも中央勢に突き放され、勝ち馬から3.3秒差の6着と大敗した。ステイヤーズカップでは3コーナー先頭から逃げこみを狙うも、昨年の王冠賞で破ったサムライジャパンらに差されて3着。瑞穂賞では先手をとったものの直線伸びず6着と、地元での地方勢同士によるレースで初めて掲示板を外す。2年連続ファン投票1位に選出された道営記念では、ハイペースを好位で追走したが4コーナーで手ごたえがなくなり、勝ち馬から1.7秒差の7着と惨敗した。

5歳時

コスモバルク記念は連覇がかかっていたが、2番手追走も直線で後続につかまり5着に終わった。星雲賞では単騎逃げを打ち、終始他馬を寄せ付けず、昨年のこのレース以来の勝利で連覇を達成した。ノースクイーンカップでも逃げる形になったが、4コーナーでつかまり、勝ち馬から2.3秒差の7着と大敗した。オープン戦では転厩初戦のシャアの圧勝を許して2着、ステイヤーズカップでも逃げたシャアを好位集団の先頭で追走するも直線突き放されて3着に終わった。3年連続ファン投票1位で出走した道営記念は6番手追走も先行勢を捉えられず5着。園田競馬場へ遠征しての兵庫ゴールドトロフィーは終始後方のまま11着に大敗した。

6歳時

コスモバルク記念は好位追走も離された5着。星雲賞は逃げ馬から離れた2、3番手を追走し、直線伸びるも勝ったスーパーパワーの追い込みにクビ差の2着と惜敗した。ノースクイーンカップでは単独2番手追走から直線3頭の叩き合いをアタマ差制して勝利。2着のショウリダバンザイの4連覇を阻んだ。水沢競馬場に遠征してのビューチフル・ドリーマーカップは2番手で競馬をするも、後続に早めにとらえられて4着。道営記念のファン投票では3位の票を得たが、出走することなく10月23日に引退を表明、11月7日に引退式が行われた[1][2]

競走成績

年月日 競馬場 競走名


オッズ
(人気)
着順 騎手 斤量 距離(馬場) タイム
3F
タイム
勝ち馬/(2着馬)
2009. 8. 11 門別 フレッシュCh 11 7 8 12.5(6人) 02着 小嶋久輝 53 ダ1200m(良) 1:14.6(--[注 4] 0.3 シーズザゴールド
8. 20 門別 ルーキーCh 12 7 10 1.2(1人) 01着 小嶋久輝 53 ダ1200m(稍) 1:14.9 (39.1) -0.9 (カジノメンバー)
9. 8 門別 ザール賞 OP 10 7 8 2.2(1人) 01着 小嶋久輝 53 ダ1200m(重) 1:12.8 (37.3) -0.4 (ブレイクスルー)
9. 24 門別 ルールオブロー賞 OP 12 8 12 2.3(1人) 03着 小国博行 53 ダ1200m(良) 1:13.9 (37.0) 0.8 ショウリダバンザイ
10. 22 門別 エーデルワイス賞 JpnIII 14 7 11 8.3(5人) 02着 小国博行 54 ダ1200m(良) 1:14.5 (38.3) 0.3 オノユウ
11. 15 東京 赤松賞 16 2 4 102.9(12人) 12着 小国博行 54 芝1600m(良) 1:36.0 (35.3) 1.5 アパパネ
2010. 3. 5 大井 菜の花特別 12 1 1 6.9(3人) 07着 石崎駿 53 ダ1200m(不) 1:15.1 (38.1) 4.1 ブリーズフレイバー
3. 19 大井 たんぽぽ特別 12 5 5 4.5(3人) 01着 石崎駿 53 ダ1400m(重) 1:27.9 (38.5) -0.0 (ノーブルブラッド)
4. 29 門別 北斗盃 H2 12 7 10 2.1(1人) 01着 小国博行 54 ダ1200m(不) 1:11.8 (37.0) -0.3 (パシコジュリエ)
6. 1 門別 北海優駿 H1 11 4 4 1.9(1人) 01着 宮崎光行 54 ダ2000m(良) 2:10.9 (38.4) -0.2 (エクセルチェイサー)
6. 24 門別 フロイラインC H3 9 2 2 1.7(1人) 01着 小国博行 54 ダ1200m(不) 1:11.5 (36.6) -0.6 (プリマビスティー)
8. 19 門別 王冠賞 H2 11 2 2 1.4(1人) 01着 宮崎光行 54 ダ2600m(良) 2:53.2 (38.9) -0.2 (サムライジャパン)
10. 6 門別 NOSAI日高特別 OP 12 1 1 1.2(1人) 01着 小国博行 54 ダ1800m(稍) 1:53.3 (38.4) -0.6 (レイクトゥーン)
11. 18 門別 道営記念 H1 16 2 3 1.7(1人) 05着 宮崎光行 53 ダ2000m(稍) 2:07.3 (39.3) 0.3 オネストジョン
12. 23 名古屋 名古屋グランプリ JpnII 12 8 11 10.4(5人) 08着 吉田稔 52 ダ2500m(重) 2:49.1 (38.8) 2.5 ワンダースピード
2011. 5. 5 門別 コスモバルク記念 H2 14 8 14 3.1(2人) 01着 小国博行 55 ダ1800m(重) 1:56.0 (38.9) -0.1 (ショウリダバンザイ)
6. 2 門別 星雲賞 H2 11 3 3 1.7(1人) 01着 小国博行 55 ダ2000m(良) 2:10.1 (38.0) -0.1 (リアライズトロイカ)
7. 28 門別 ノースクイーンC H2 14 7 12 1.2(1人) 02着 小国博行 56 ダ1800m(良) 1:56.4(--[注 4] 0.2 ショウリダバンザイ
8. 11 門別 ブリーダーズゴールドC JpnII 12 6 8 20.0(5人) 06着 宮崎光行 54 ダ2000m(良) 2:08.3 (40.0) 3.3 シビルウォー
9. 22 門別 ステイヤーズC H1 12 7 9 3.2(2人) 03着 宮崎光行 55 ダ2600m(不) 2:48.2 (39.6) 0.3 サムライジャパン
10. 19 門別 瑞穂賞 H2 11 2 2 1.9(1人) 06着 宮崎光行 55 ダ1800m(良) 1:55.4 (39.8) 0.9 リフレックス
11. 17 門別 道営記念 H1 16 2 4 4.5(4人) 07着 宮崎光行 54 ダ2000m(良) 2:08.5 (40.5) 1.7 ショウリダバンザイ
2012. 5. 4 門別 コスモバルク記念 H2 12 4 4 5.2(3人) 05着 五十嵐冬樹 55 ダ1800m(不) 1:53.3 (38.9) 0.5 ジョーモルデュー
5. 31 門別 星雲賞 H2 10 1 1 5.0(3人) 01着 五十嵐冬樹 55 ダ2000m(良) 2:09.5 (37.7) -0.3 (ジョーモルデュー)
7. 26 門別 ノースクイーンC H2 11 5 5 2.6(2人) 07着 五十嵐冬樹 56 ダ1800m(良) 1:59.4 (41.6) 2.3 ショウリダバンザイ
8. 22 門別 日高建設協会特別 OP 9 2 2 3.0(2人) 02着 宮崎光行 56 ダ1800m(良) 1:57.5 (40.2) 0.9 シャア
9. 20 門別 ステイヤーズC H1 14 4 6 16.6(6人) 03着 五十嵐冬樹 56 ダ2600m(良) 2:55.8 (40.7) 0.5 シャア
11. 15 門別 道営記念 H1 16 3 5 17.8(5人) 05着 小国博行 54 ダ2000m(重) 2:07.3 (39.8) 1.0 モエレビクトリー
12. 26 園田 兵庫ゴールドトロフィー JpnIII 12 4 4 49.0(7人) 11着 川原正一 51 ダ1400m(稍) 1:28.7 (38.4) 2.3 ティアップワイルド
2013. 5. 3 門別 コスモバルク記念 H2 13 8 13 9.3(6人) 05着 五十嵐冬樹 55 ダ1800m(稍) 1:57.1 (39.7) 1.6 ショウリダバンザイ
5. 30 門別 星雲賞 H2 13 1 1 6.4(3人) 02着 宮崎光行 55 ダ2000m(重) 2:07.1 (37.4) 0.0 スーパーパワー
7. 23 門別 ノースクイーンC H2 9 1 1 2.7(2人) 01着 宮崎光行 56 ダ1800m(良) 1:56.2(38.9) -0.0 (ショウリダバンザイ)
9. 2 水沢 ビューチフル・ドリーマーC 重賞 9 5 5 5.6(2人) 04着 宮崎光行 55 ダ1900m(不) 2:00.0(39.2) 1.2 シャイニングサヤカ

引退後

引退後は牧場に戻り繁殖牝馬となっている[2]

繁殖入り最初の2014年はキングズベストと交配された[3]。これは自身が勝利したレースの副賞の交配権(スタリオンシリーズ競走)が行使されたものであった[2][注 5]

産駒一覧
馬名 生年 毛色 馬主 厩舎 戦績 出典
初仔 クラトキン 2015年 栗毛 キングズベスト 倉見利弘 北海道堂山芳則
西脇・高馬元紘
76戦6勝(引退) [5]
2番仔 クラサンムーン 2016年 鹿毛 アドマイヤムーン 67戦2勝(引退) [6]
3番仔 クラヴァ―キン 2017年 鹿毛 ヴァーミリアン 51戦1勝(引退) [7]
4番仔 クラグローリー 2019年 鹿毛 ベルシャザール 北海道・堂山芳則 13戦2勝(引退) [8]
5番仔 クラキンカ 2020年 栗毛 ジャングルポケット 北海道・堂山芳則
浦和・長谷川忍
43戦4勝(現役) [9]
6番仔 クラレーヴ 2022年 栗毛 エピカリス 北海道・小国博行
船橋・矢野義幸
16戦2勝(現役) [10]
7番仔 クラオウリュウ 2023年 栗毛 ニシケンモノノフ 北海道・松本隆宏 (デビュー前) [11]
8番仔 2024年 栗毛 タイセイレジェンド [12]
  • 2025年4月18日現在

血統表

クラキンコ血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ニジンスキー系

クラキングオー
1997 鹿毛
父の父
スズカコバン
1980 黒鹿毛
マルゼンスキー Nijinsky
*シル
サリュウコバン *ネヴアービート
モンテホープ
父の母
クラファストレディ
1992 鹿毛
シングルロマン *ナイスダンサー
ヒジリジヨオー
カネイゼーア オンワードゼア
*クヰーンカヌート

クラシャトル
1991 栗毛
ワカオライデン
1981 栗毛
*ロイヤルスキー Raja Baba
Coz o'Nijinsky
オキワカ *リマンド
ワカクモ
母の母
クラネバダンサー
1980 鹿毛
*ネヴアーダンス Never Bend
Exclusive Danser
ブラツクキリー *テツソ
マツリユウ
母系(F-No.) (FN:9-b)
5代内の近親交配 Northern Dancer 5×5=6.25%
出典
  1. ^ 血統情報:5代血統表|クラキンコ”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2016年6月26日閲覧。

祖母、父の祖母はともに倉見牧場の基幹となった牝馬で、それぞれの牝系で最も活躍した馬を両親に持つ、オーナーブリーディングの結実ともいえる配合。その牝系は小岩井農場の基礎輸入牝馬の1頭であるウェットセールにさかのぼる。ただし、近親の中央重賞勝ち馬は5代先までさかのぼっても、5代母ソウリュウの半弟ライリュウ(中京記念)のみ、中央G1勝ち馬はウェットセール以降すべての子孫をたどってもバンブービギン菊花賞)のみと、繁栄している血統ではない。

父クラキングオーはクラキンコ以降も毎年1、2頭に種付けを行っていたが、娘の三冠達成から間もない2010年10月24日心不全で死亡し、クラキンコを含めて3頭しか産駒を残せなかった。3頭の産駒はいずれもホッカイドウ競馬で勝ちあがり、クラキンコの全弟クラグオー[注 6]は2014年ステイヤーズカップでクラキングオーとの父子制覇を達成、そのほか2012年鎌倉記念2着などの実績を挙げた。クラキングオーの母クラファストレディの半兄には、クラキンコの活躍当時に笠松競馬場の現役最高齢誘導馬として知られた、ハクリュウボーイがいる。

母クラシャトルはホッカイドウ競馬のほか、南関東、笠松にも転戦し、前述の北海優駿など重賞5勝。ホクトベガの“伝説の大差勝ち”で知られる1995年エンプレス杯にも出走している。祖母クラネバダンサーも北斗盃と北海優駿でそれぞれ3着など道営で12勝しており、ホッカイドウ競馬に縁の深い一族である。

脚注

  1. ^ 800メートルの走破タイムが57.5秒と、一番早いシーズザゴールドより7.5秒、2番目に遅い馬より3.2秒も遅かった。ちなみに過半数の馬は53秒以内で走破する。父のクラキングオー、全弟のクラグオーも能力検定では出走馬中最下位であった。
  2. ^ 騎乗していたのも堂山厩舎所属で、クラキンコの準主戦ともいえる小国博行。また、この勝利で堂山調教師はホッカイドウ競馬の2010年度リーディングトレーナーとなっている。
  3. ^ 年度代表馬賞は2歳と3歳以上の2部門に分かれている。この年の2歳部門の受賞馬はカネマサコンコルドで、この馬も堂山厩舎所属であった。
  4. ^ a b 濃霧のため計測不能であった。
  5. ^ 2013年のノースクイーンカップを優勝したことで、馬主にキングズベストの交配権が副賞として贈られた[4]
  6. ^ クラキンコがキングオーの「キン」を、弟が残りの「グオー」を与えられている。

出典

  1. ^ クラキンコ号優秀馬引退式(2013年11月7日)
  2. ^ a b c ホッカイドウ競馬の3冠馬クラキンコの優秀馬引退式が行われる”. 競走馬のふるさと案内所. 日本軽種馬協会 (2013年11月12日). 2014年10月6日閲覧。
  3. ^ 長距離重賞・ステイヤーズカップはクラグオーが父仔制覇”. 競走馬のふるさと案内所. 日本軽種馬協会 (2014年9月22日). 2014年10月6日閲覧。
  4. ^ 重賞競走紹介”. ホッカイドウ競馬. 2013年8月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年10月6日閲覧。
  5. ^ クラトキン”. JBISサーチ. 2021年6月29日閲覧。
  6. ^ クラサンムーン”. JBISサーチ. 2021年6月29日閲覧。
  7. ^ クラヴァーキン”. JBISサーチ. 2021年6月29日閲覧。
  8. ^ クラグローリー”. JBISサーチ. 2021年6月29日閲覧。
  9. ^ クラキンカ”. JBISサーチ. 2022年1月24日閲覧。
  10. ^ クラレーヴ|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2024年2月24日閲覧。
  11. ^ クラオウリュウ|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2025年4月20日閲覧。
  12. ^ __________________|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2024年10月6日閲覧。

参考

外部リンク


クラキンコ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 04:53 UTC 版)

ホッカイドウ競馬」の記事における「クラキンコ」の解説

2009年から2013年まで活躍3歳時北斗盃北海優駿王冠賞をすべて勝ち、牝馬では初の三冠馬となる。父クラキングオー・母クラシャトルも北海優駿優勝馬であるほか、全弟クラグオーはステイヤーズカップ優勝馬、母の母クラネバダンサーは道営競馬12勝しており、ホッカイドウ競馬に縁の深い血統でもある。

※この「クラキンコ」の解説は、「ホッカイドウ競馬」の解説の一部です。
「クラキンコ」を含む「ホッカイドウ競馬」の記事については、「ホッカイドウ競馬」の概要を参照ください。

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