吉田稔_(競馬)とは? わかりやすく解説

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吉田稔 (競馬)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/12 00:12 UTC 版)

吉田稔
基本情報
国籍 日本
出身地 佐賀県鳥栖市
生年月日 (1969-02-12) 1969年2月12日(55歳)
騎手情報
所属団体 愛知県競馬組合
所属厩舎 宮本仁(名古屋
勝負服 胴黄・黒ダイヤモンド・袖黒・黄一本輪
初免許年 1987年
免許区分 平地
騎手引退日 2012年
重賞勝利 79勝(地方)[1]、5勝(中央)
通算勝利 2524勝(地方)、160勝(中央)
経歴
所属 角田輝也(名古屋)
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吉田 稔(よしだ みのる、1969年2月12日 - )は、日本地方競馬の元騎手。父は佐賀競馬場所属の調教師、吉田昭。

来歴

初騎乗は1987年4月17日名古屋競馬第4競走のビツクサントで3着。同年5月15日中京競馬地方競馬開催)第4競走のイチモンジリリーで初勝利。この年は19勝を挙げる。

1994年には年間92勝を挙げ、愛知県競馬(名古屋・中京)のリーディング1位となる。その後毎年100勝以上を挙げ、2003年まで10年連続リーディング1位となった。

ダートグレード競走では、2000年盛岡競馬場クラスターカップに勝利。2004年2005年には地元名古屋でかきつばた記念を連覇した。

また、2005年には短期免許オーストラリアに遠征した。

中央競馬でも積極的に騎乗しており、1996年3月2日中山競馬場で初騎乗し3着。1998年9月5日新潟競馬場で初勝利。2002年には愛知杯を勝利し、中央の重賞初制覇。翌2003年にも愛知杯に勝利し連覇を果たす。2004年には阪急杯関屋記念で勝利している。

2006年12月18日、名古屋競馬第1競走でサクラプレミアムに騎乗して1着となり、地方競馬通算2000勝を達成した。

2008年10月4日阪神競馬場で行われたシリウスステークスにおいてマイネルアワグラスに騎乗、1番人気のワンダースピードをアタマ差抑えて勝利し、中央競馬重賞競走通算5勝目を記録した。

2011年5月9日より2か月間、期間限定騎乗で南関東地区に参戦。期間中は川崎競馬場池田孝厩舎に所属。

2012年9月30日付けで現役を引退[2]。ラストランは9月20日の門別競馬第12競走・ステイヤーズカップだった。

引退後は、北海道日高町で育成牧場「吉田ステーブル」を開設した[3]。また、不定期で門別競馬場のパドック解説を担当している。また、馬主登録もしておりホッカイドウ競馬における馬主勝負服は自身の現役時のものと同一である。

中央競馬の騎手免許試験を受験

中央競馬の騎手免許試験を2003年度の試験から受験。2005年度までは1次試験で不合格となった。2006年度からは「受験の前年以前の5年間で、中央競馬で年間20勝以上を2回達成すれば1次試験免除」という規定の適用基準を満たし、2次試験のみの受験であったが連続して不合格となる。なお、1次試験免除の規定が適用された騎手としては初めての不合格者となった。2008年度の試験不合格直後は「血の気が引いて、しばらく歩く事ができなかった」[4]というほどショックを受けたが、ファンの声援により元気を取り戻した。しかし2009年度も合格はできなかった。2010年度はこの規定は改定された[5]ものの、この年は最初から受験しなかった。

主な勝ち鞍

地方競馬

出典:[1]

中央競馬

脚注

  1. ^ a b 騎手重賞勝利歴”. nankankeiba.com. 2024年2月8日閲覧。
  2. ^ 吉田 稔 騎手 引退 名古屋けいばオフィシャルサイト 2012年9月3日
  3. ^ 愛知の名手・吉田稔引退、育成牧場開設」『日刊スポーツ』2012年9月3日。2012年9月20日閲覧。
  4. ^ 2008年3月18日中日スポーツ第5版17ページ「ターフビジョン」
  5. ^ 2010年以降は「申請年を含む3年間に中央競馬において年間20勝以上の成績を2回以上収めた地方競馬所属騎手」について、実地の騎乗技術試験を省略するのみとなった。

関連項目

外部リンク


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