クジラのサルモネラ症菌とは? わかりやすく解説

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クジラのサルモネラ症菌 [Salmonella enteritidis]

 サルモネラヒト食中毒細菌としてきわめて重要であるが、水生哺乳類サルモネラ感染症原因菌として知られているのはこのサルモネラ・エンテリティジスのみである。この細菌瀕死(ひんし)状態のクジラの肉を食べたヒト食中毒おこしたことがある。おもにウシブタなどの肉、ニワトリアヒルシチメンチョウなどの肉や卵からヒトへの感染が多いが、ときにはイヌハエゴキブリネズミミドリガメからもヒト感染する。とくにサルモネラ汚染の危険があるペット用ミドリガメ輸入禁止されている。その症状一般に嘔吐下痢腹痛発熱頭痛など腸チフス似ており、ときには死亡することもある。
サルモネラグラム陰性通性嫌気性菌で、細胞周囲多数鞭毛をもって運動する桿菌(0.7-1.5×2.0-5.0μm)である。なお、このサルモネラ古くは"ゲルトネル"とよばれ、かつてはわが国でのおもなサルモネラ食中毒原因はこの細菌占めていたが、1965年以降、ネズミチフス(Sal.typhimurium)が多いといわれている。




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