クルマエビの中腸腺壊死症ウイルス [Mid-gut gland necrosis virus of Panaeus japonicus (MGNV-PJ)]
原因ウイルスはバキュロウイルス科(2本鎖DNA)に属しているが、まだ分離されていない。宿主細胞内ではカイコのバキュロウイルスのような封入体(核多角体)をつくることはない。形は桿状でその大きさは72×310nmである。このウイルスは清浄な海水中(25℃)や塩素あるいは紫外線によって不活化される。発病を防止するには受精卵の選別、洗浄後、別の水槽へ移して垂直感染を防止する方法と、発病した幼生を殺滅して水平感染を防止する方法や徹底的な消毒法が用いられている。なお、ウシエビの幼生に感染して中腸腺を冒すモノドン・バキュロウイルス(MBV)も知られている。
クルマエビの中腸腺壊死症ウイルスと同じ種類の言葉
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