クルマエビの急性ウイルス血症ウイルス [Penaeid rod-shaped DNA virus (PRDV)]
症状は多くの場合、エビの体色が赤くなり甲殻に白点ができる。病気が進むと皮下組織、造血組織、リンパ様器官、触覚腺などが冒され、それらの感染細胞の核が肥大する。末期にはウイルス血症で死亡する。
原因ウイルスはエビの細胞内に封入体をつくらない。形はやや長い楕円球状で大きさは150×400nmで、エンベロープ(外被)をもっている。この原因ウイルスの分類は確定されていないが、バキュロウイルス科またはそれに似たウイルスと考えられている。なお、1994年以降、日本ではクルマエビの種苗は輸入されていないが、原因ウイルスはすでに定着しているので注意する必要がある。しかし、今のところ感染源や伝染経路が不明であるから有効な防除法がない。
クルマエビの急性ウイルス血症ウイルスと同じ種類の言葉
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