吟ぎんが【ギンギンガ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10471号 |
登録年月日 | 2002年 9月 4日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | 吟ぎんが よみ:ギンギンガ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 岩手県 | |
品種登録者の住所 | 岩手県盛岡市内丸10番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 扇良明、菅原浩視、小田中浩哉、佐藤喬、橋正樹、木内豊、中村英明、照井儀明、中野央子、中西商量 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「山形酒49号(後の「出羽燦々」)」に「秋田酒49号」を交配して育成された固定品種であり、育成地(岩手県江刺市)における成熟期は中生の中、玄米が大、心白が多の酒造向きの水稲、粳種である。草型は極穂重、稈長は長、細太は太、剛柔は中、止葉の直立の程度はやや立である。穂長はやや短、穂数は少、粒着密度はやや密、穎色は黄白、ふ先色は黄白-黄、護頴の色は淡黄である。玄米の形はやや円、大小は大、精玄米千粒重は大、玄米の見かけの品質は上の下、光沢はやや良、香りは無、心白の多少は多、大小は中である。出穂期及び成熟期は中生の中、障害型耐冷性は強、穂発芽性はやや難、耐倒伏性は中、脱粒性は難である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-a、穂いもちほ場抵抗性はやや弱、葉いもちほ場抵抗性は中である。「美山錦」と比較して、心白が多いこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-aであること等で、「ひとめぼれ」と比較して、草型が極穂重型であること、粒着密度が密であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成3年に岩手県立農業試験場県南分場(現岩手県農業研究センター農産部銘柄米開発研究室、江刺市)において、「山形酒49号(後の「出羽燦々」)」に「秋田酒49号」を交配し、5年に雑種第4代で個体選抜を行い、以後、系統育種法により育成された固定品種であり、7年より生産力検定試験、特性検定試験を行い、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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