キーウ呼称への変更の沿革
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 14:20 UTC 版)
1995年10月14日 - 同年8月23日付大統領令を承認したウクライナ法令用語委員会の決議によりウクライナ語: Київのローマ字転写表記をKyivと規定。 2006年10月19日 - アメリカ地名委員会がウクライナの首都の公式表記をKyivに変更する決定を発表。一方で、文脈上の必然性によってはKiev表記を排除しないとする公式見解を示す。 2009年3月1日 - かねてよりウクライナ言語・文化研究会の論文でキーウ表記を用いていた言語学者中澤英彦が同日出版の著書で普及を提唱。 2018年9月4日 - この頃よりウクライナの国営通信社ウクルインフォルムが日本語版においてキーウ表記または「キーウ(キエフ)」とした併記を始める。10月2日 - ウクライナ外務省がハッシュタグ・アクティヴィズムを主とするKyivNotKievキャンペーンを展開。 2019年6月11日 - 米内務省のアメリカ地名委員会が同日開催の会合で全会一致によりKyiv表記の標準化を決定。同委員会は米国連邦政府の作成文書内で使用される地名を統一するために設立されたものだが、同委員会が運営する地名のデータベースは国際航空運送協会(IATA)など民間団体も利用しており、IATA加盟航空会社の運航先表記にも影響を及ぼすため、この決定は米連邦政府内文書や米国内だけにとどまらず国際的な波及をもたらすこととなった。また文脈によって「キエフ」と記する必要がある場合は、「キエフ」表記を禁止するわけではないことも米国務省から後日言及された。7月17日 - 駐日ウクライナ大使館が公式サイトにおいてローマ字のKyivに対応する日本語としてクィイヴ表記を要望。 11月15日 - この頃よりBBCニュースが日本語版において「キーウ(キエフ)」とした併記を始める。 2022年2月24日 - 2022年ロシアのウクライナ侵攻勃発。3月31日 - ウクライナ側の意向を照会した日本の外務省が「今般、ウクライナ側から回答が得られたことから、」とし、キーウ呼称への変更を発表。
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