ガンソとは? わかりやすく解説

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がん‐そ〔グワン‐〕【元祖】

読み方:がんそ

家系最初の人始祖

物事最初に始めた人。鼻祖創始者。「二刀流の—」

仏教一宗開祖。特に、法然をさす。


パウロ・エンリケ・シャガス・ジ・リマ

(ガンソ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/19 07:41 UTC 版)

ガンソ
2010年のガンソ
名前
本名 パウロ・エンリケ・シャガス・ジ・リマ
Paulo Henrique Chagas de Lima
愛称 ガンソ (ガチョウ)
ラテン文字 Ganso
基本情報
国籍 ブラジル
生年月日 (1989-10-12) 1989年10月12日(35歳)
出身地 アナニンデウア
身長 184cm
体重 78kg
選手情報
在籍チーム フルミネンセFC
ポジション MF (OH)
背番号 10
利き足 左足
ユース
1996-2004 トゥナ・ルーゾ・ブラジレイラ
2005 パイサンドゥSC
2005-2008 サントスFC
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2008-2012 サントス 63 (11)
2012-2016 サンパウロ 102 (15)
2016-2019 セビージャFC 18 (4)
2018-2019 アミアンSC (loan) 14 (0)
2019- フルミネンセ 148 (14)
代表歴2
2009 ブラジル U-20 7 (1)
2012 ブラジル U-23 3 (0)
2010-2012 ブラジル 8 (0)
獲得メダル
サッカー
オリンピック
2012 ロンドン 男子
1. 国内リーグ戦に限る。2024年12月1日現在。
2. 2012年6月2日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

ガンソ(Ganso)ことパウロ・エンリケ・シャガス・ジ・リマ(Paulo Henrique Chagas de Lima、1989年10月12日 - )は、ブラジルパラー州アナニンデウア出身のサッカー選手ポジションミッドフィールダーカンピオナート・ブラジレイロフルミネンセFC所属。

愛称のガンソとはガチョウの意。

クラブ経歴

1989年、パラー州の州都ベレンから程近いアナニンデウアで生まれる。7歳の時に地元のフットサルチームに入り、13歳からはサッカーチームでもプレーし、二つのチームを掛け持ちする[1]。一時はパイサンドゥSCに所属するが、同郷のジオヴァンニの口利きもあり、2005年に15歳でサントスFCに入団。2007年には右膝靭帯を断裂して半年ほどピッチから遠ざかるが、リハビリを経て2008年にトップチームへ昇格した。2月17日、カンピオナート・パウリスタのリオ・プレットEC戦でデビューを果たしたガンソは、この年の州選手権で4試合、全国選手権で3試合に出場した。

2009年にはADサンカエターノへの移籍が決まりかけるが、当時の会長の判断で残留した[1]。州選手権序盤は出場機会が限られていたが、中盤に入ると定位置を獲得し、全国選手権では背番号10番を与えられた。翌2010年はネイマールとともにサントスの攻撃を牽引しブラジル代表にも選出されるが、8月末のグレミオ戦で左膝靭帯断裂の大怪我を負う。翌2011年3月にピッチに復帰するも、5月のコリンチャンス戦で肉離れを起こし6週間の戦線離脱[2]コパ・リベルタドーレス決勝の2ndレグで復帰すると、サントスの48年ぶりの南米王者タイトル奪取に貢献した。

2012年9月、サンパウロFCに5年契約で移籍[3]。当初は背番号8番だったが、ジャジソンが移籍してからは念願とも言うべき背番号10を付けている。

2016年7月16日、セビージャFCに移籍[4]。移籍金は推定950万ユーロ(当時のレートで約11億円)。26歳にして初の欧州挑戦となったが、中盤の厳しいポジション争いに加え、守備意識と運動量の低さが問題となり、控えの扱いに留まった。

2018年8月31日、リーグ・アンアミアンSCにレンタル移籍。契約期間は1年間で完全移籍オプション付き[5]。アミアンでは14試合に出場したが、成績は3アシストに留まった。

2019年1月31日、母国ブラジルのフルミネンセFCに移籍[6]。契約期間は5年間。

代表経歴

2009年にはU-20ブラジル代表の一員として2009 FIFA U-20ワールドカップに出場し準優勝。2010 FIFAワールドカップへのメンバー入りも期待されたが、バックアップメンバーにとどまった。W杯終了後、マノ・メネーゼス監督の初采配となった2010年8月のアメリカ戦でブラジルA代表デビューを果たし[7]、10番を着けて89分間プレーした[8]。翌年のコパ・アメリカのメンバーにも選ばれ[9]、10番を与えられたガンソはパラグアイ戦で2アシストの活躍をみせた。

プレースタイル

守備意識や運動量は低いが、優れた戦術眼を持つクラシカルな10番タイプ。足裏でキープしたり、相手の上を超えるシャペウ、急所を突く正確なパスなどを得意としチャンスを演出する[10]。そのスタイルからフアン・ロマン・リケルメと比較されるが、ガンソ自身は自分のプレースタイルはリバウドに似ていると分析している[11]

人物

愛称のガンソ(ガチョウ)とはテスト生をからかい半分で「下手な選手」とくさす言葉である。サントス入団後、クラブのホペイロ(用具係)と親しくなった彼は、ゴールを決めるたびにホペイロが「ガンソが点を取ったぞ」と叫ぶことが嬉しくなり、そのまま自らの愛称として使うようになった[1]

個人成績

2016年7月13日現在
クラブ シーズン リーグ リーグ カップ リーグカップ その他 通算
出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点
ブラジル リーグ ブラジル杯 州選手権 CONMEBOL 通算
サントス 2008 セリエA 3 0 4 0 - - 7 0
2009 31 8 4 0 11 2 - - 46 10
2010 11 0 10 2 20 11 2 0 43 13
2011 13 2 - - 9 2 7 1 29 5
2012 5 1 - - 16 4 13 3 34 8
通算
サンパウロ 2012 セリエA 3 0 0 0 16 4 3 0
2013 31 1 0 0 16 2 4 1
2014 34 5 6 0 15 1 6 3
2015 31 2 6 0 8 1 8 0
2016 7 1 0 0 14 4 11 2
通算
セビージャ 2016-17 プリメーラ 10 0 3 0 0 0 1 0 14 0
通算 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
総通算

タイトル

クラブ

サントス

個人

代表歴

出場大会

試合数

2012年6月2日現在


ブラジル代表 国際Aマッチ
出場 得点
2010 3 0
2011 4 0
2012 1 0
通算 8 0

脚注

  1. ^ a b c Israel STROH「背番号10の後継者」『ワールドサッカーダジェスト』No.333、日本スポーツ企画出版社、2011年、p.63。
  2. ^ ガンソが負傷、ミランは獲得にブレーキ?goal.com 2011/05/10
  3. ^ ガンソ、新天地はサンパウロにgoal.com 2012/09/21
  4. ^ セビージャ、ガンソ獲得を発表 清武のライバルがまた到着”. goal.com (2017年7月16日). 2018年4月14日閲覧。[リンク切れ]
  5. ^ Paulo Henrique Ganso est un joueur de l'Amiens SC” (フランス語). Amiens SC Football (2018年8月31日). 2018年9月2日閲覧。
  6. ^ Ganso é o novo reforço do Fluminense” (ポルトガル語). Fluminense Football Club. 2019年2月1日閲覧。
  7. ^ メネゼス新監督 10人をブラジル代表に初招集AFP BB News、2010年8月8日
  8. ^ footballista、ソルメディア、2010年8月25日号、21頁
  9. ^ 南米選手権に臨むブラジル代表メンバー発表goal.com 2011/06/08
  10. ^ コパ・アメリカ開幕直前、この次世代スターに注目せよ! (1/2)スポーツナビ 2011年7月1日
  11. ^ ブラジル、新・背番号10にガンソ ゲキサカ

外部リンク



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