カラーリングとスポンサー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 03:00 UTC 版)
「スクーデリア・フェラーリ」の記事における「カラーリングとスポンサー」の解説
フェラーリのコーポーレートカラーは黄色 (giallo modena) だが、ワークスのカラーリングはイタリアのナショナルレーシングカラーである赤色 (rosso corsa) が定番である。創設期はアルファ・ロメオに似た暗色(海老茶)系の赤色だったが、年代とともに紅色の混じった濃い赤色へと変化していった。1970年代以降、F1にスポンサーカラーが普及しても、フェラーリは伝統を守り、マシンにサプライヤー以外のスポンサーロゴを付けないという姿勢を貫いた。 「マールボロ (たばこ)#モータースポーツ」も参照 しかし、1984年、マールボロがドライバーの報酬を支払う形 (Marlboro World Championship Team) で、マシンにマールボロのロゴが描かれるようになった。1997年にはチーム初のメインスポンサーに就任し、チーム名は「スクーデリア・フェラーリ・マールボロ」、マシンカラーも蛍光色系の明るい赤色になった(映像メディアのデジタル化に対応したという説もある)。2007年後半から2008年にかけては、マシンがメタリックレッドにペイントされた。 たばこ広告への規制が厳格化されたことにより、2006年には他のタバコスポンサーがF1から撤退、2010年にはエンジンカバーのバーコード模様がサブリミナル効果があると批判されて廃止、2011年にはチーム名からも「マールボロ」が外されたが、依然としてフェラーリへの支援を継続(2012年の年間スポンサー料は推定63億円)、タバコ離れの動きを踏まえて禁煙技術の開発にも着手するなど、2021年までの広告契約継続を明らかにしているほか、2018年日本GPにて新プロジェクト「Mission Winnow」のロゴを新たに掲出した。またすべての広告スペースをマールボロが買い取り、他のスポンサーに転売していた(ロイヤル・ダッチ・シェルを除く)。 2021年シーズン終了を持って、ついにマールボロブランドを持つフィリップモリスとの契約が終了し、「Mission Winnow」のロゴもマシンから外されることになった。ただし2022年4月にフィリップモリスとの再契約が結ばれており、マシンへのロゴ掲出こそないものの、「Mission Winnow」がチームのパートナーとして再登場している。
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