オルガンの由来
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/15 09:58 UTC 版)
「ヴェルサイユ・サンルイ大聖堂」の記事における「オルガンの由来」の解説
オルガンは、建築正面上階の裏側に設置されている。 設置されているバルコニーの枠中央には、SL(サン・ルイ)のイニシャルのレリーフがある。 1759年、ルイ15世から、王のオルガン製造職人であったルイ=アレクサンドル・クリコに発注され、彼の没後、1761年に、息子のフランソワ=アンリ・クリコ(fr)により完成。 高さ12.14メートル、幅10.91メートル、幅5メートル。3つの手鍵盤と1つの足鍵盤、大小合わせて3,000以上のパイプを持つ。 1761年の諸聖人の日の前日に聖別。1762年にルイ15世の臨席のもと演奏される。その後、三部会開会宣言のミサ、司教座教会としての司教叙階、教皇ピウス7世の訪問などの歴史的場面にて演奏される。 フランス革命により教会が破壊行為に遭っている時期、国立博物館の音楽と楽器部門のキューレター、ジャン=ルイ・ベッシュの力で破壊を免れた。 1906年、大聖堂の建築と同時期に、木彫の外装が、固定設置物(immeuble)としてフランスの歴史的モニュメントに指定。 1961年、楽器部分(鍵盤、パイプなど)が、物品(objet)としてフランスの歴史的モニュメントに指定。
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