エンザンファンタジーピンクパフ【エンザンファンタジーピンクパフ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第7591号 |
登録年月日 | 1999年 11月 30日 | |
農林水産植物の種類 | シンビジウム | |
登録品種の名称及びその読み | エンザンファンタジーピンクパフ よみ:エンザンファンタジーピンクパフ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | 1999年 11月 30日 | |
品種登録者の名称 | 有限会社向山蘭園 | |
品種登録者の住所 | 山梨県塩山市熊野274番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 向山武彦 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「リングレット」に「クララ」を交配して育成されたものであり,花はドーサル・セパルが淡紫ピンクの地色に紫赤色のぼかし及び条線がは入り,ラテラル・セパルが淡紫ピンクの地色に紫赤色のぼかしが入り,ペタルが淡紫ピンクの地色に紫赤色のぼかし及び条線が入り,リップは正三角形で黄白の地色に紫赤色のぼかしが入り,濃紫赤色の斑点及び条線が楔状に入るやや小型種である。草型の大きさはやや小,草姿は立型である。ぎ球茎の正面の形は卵形,横断面の形は円形,高さは31~60㎜,長径は21~30㎜である。葉の全体の形は広線形,先端の形は不等鋭先形,頂点の角度は45~60゜,先端の角度は30~60゜,葉の長さは45~75㎝,幅は21~30㎜,葉色は緑,葉数は7~9枚である。1花茎の花数は11~20,花茎の太さは9.1~12㎜,長さは30~50㎝,上部及び中部の色は緑褐,下部の色は濃緑黄である。咲き型は部分抱え・平咲き,花の横径は61~80㎜,縦径は41~60㎜,ドーサル・セパルの正面の形は広線形,先端の形は切形,ラテラル・セパルの正面の形は湾曲倒卵形,先端の形は不等切形,ペタル正面の形は広線形,先端の形は不等切形である。リップの正面の形は正三角形,先端の形は微突形,周縁の反転及び波打ちは小である。全体的な花色は桃系,花色はドサル・セパルは淡紫ピンク(JHS カラーチャート9702)の地色に紫赤(同9714)のぼかし及び条線,ラテラル・セパルは淡紫ピンク(同9702)の地色に紫赤(同9714)のぼかし,ペタルは淡紫ピンク(同9702)の地色に紫赤(同9714)のぼかし及び条線,リップは黄白(同2902)の地色に紫赤(同9714)のぼかし,濃紫赤(同9709)の斑点及び条線が楔状に入る。花の香りは弱,開花期は冬である。「ソフィア」と比較して,ドーサル・セパル正面の形が広線形であること,リップ先端の形が微突形であること,リップに紫赤色のぼかし,濃紫赤色の斑点及び条線が楔状に入ること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和60年に出願者の温室(山梨県塩山市)において,「リングレット」に「クララ」を交配し,その実生の中から選抜,以後,増殖を行いながらその特性の調査を継続し,平成7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお,出願時の名称は「エンザン ファンタジー ’ピンク パフ’」であった。 |
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