エンザンチェリーメイビスホワイト【エンザンチェリーメイビスホワイト】(草花類)
![]() |
登録番号 | 第6615号 |
登録年月日 | 1998年 7月 14日 | |
農林水産植物の種類 | シンビジウム | |
登録品種の名称及びその読み | エンザンチェリーメイビスホワイト よみ:エンザンチェリーメイビスホワイト |
|
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2001年 7月 16日 | |
品種登録者の名称 | 有限会社向山蘭園 | |
品種登録者の住所 | 山梨県塩山市熊野274番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 向山武彦 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「バレー フラワー」に「レディー ジェーン」を交配して育成されたものであり,花はセパルがピンク白の地色に穏紫ピンクのぼかし,ペタルがピンク白の地色に濃紫ピンクのぼかしが入り,リップが正三角形で淡紫ピンクの地色に穏紫ピンクのぼかし及び覆輪状に斑点が入る中型種である。 草型の大きさは中,草姿は中間型である。ぎ球茎の正面の形は卵形,横断面の形は円形,高さは31~60㎜,長径は31~50㎜である。葉の全体の形は広線形,先端の形は不等鋭先形,頂点の角度は45~60度,先端の角度は30~60度,葉の長さは45~75㎝,幅は21~30㎜,葉色は緑,葉数は7~9枚である。1花茎の花数は6~10,花茎の太さは9.1~12㎜,長さは30~50㎝,色は緑である。咲き型は抱え咲き,花の横径及び縦径は61~80㎜,ドーサル・セパルの正面の形はへら形,先端の形は微突形,ラテラル・セパルの正面の形は倒広卵形,先端の形は不等微突形,ペタル正面の形は倒卵形,先端の形は不等微突形である。リップの正面の形は正三角形,先端の形は小凹形,周縁の反転は無,波打ちは中である。全体的な花色は桃系,花色はドーサル・セパルはピンク白(JHS カラーチャート9201)の地色に穏紫ピンク(同9212)のぼかしが入る,ラテラル・セパルはピンク白(同9701)の地色に穏紫ピンク(同9712)のぼかしが入る,ペタルはピンク白(同9201)の地色に濃紫ピンク(同9213)のぼかしが入る,リップは淡紫ピンク(同9501)の地色に穏紫ピンク(同9511)のぼかし及び覆輪状の斑点が入る。花の香りは弱,開花期は冬である。 「マリリンモンロー」と比較して,ドーサル・セパル正面の形がへら形であること,リップ正面の形が正三角形であること,リップ先端の形が小凹形であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和63年に出願者の温室(山梨県塩山市)において,「バレー フラワー」に「レディー ジェーン」を交配して得られた実生開花株の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,平成5年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「エンザン チェリー SP241」であった。 |
- エンザンチェリーメイビスホワイトのページへのリンク