エンゲル (バンド)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > エンゲル (バンド)の意味・解説 

エンゲル (バンド)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/12 14:23 UTC 版)

エンゲル
Engel
フィンランド・ヘルシンキ公演 (2012年2月)
基本情報
出身地  スウェーデン
ヴェストラ・イェータランド県
イェーテボリ
ジャンル メロディックデスメタル[1]
インダストリアル・メタル[1][2]
デスメタル[2]
オルタナティヴ・メタル[2]
ヘヴィメタル[2]
活動期間 2005年 - 現在
レーベル SPV/Steamhammer
シーズン・オブ・ミスト
ゲイン・ミュージック・エンタテインメント
トゥルーパー・エンタテインメント
公式サイト engelpropaganda.com
メンバー ミカエル・セーリン (ボーカル)
マーカス・スーネソン (ギター)
スティーヴ・ドレナン (ベース)
オスカー・ニルソン (ドラムス)
ニクラス・エンゲリン (ミュージカル・ディレクター、ギター)
旧メンバー
  • マグナス・カラヴォルン (ボーカル)
    ロバート・ハケモ (ベース)
    ヨハン・アンドレアセン (ベース)
    マイケル・ホーカンソン (ベース)
    ダニエル "モジョ" モイラネン (ドラムス)
    ジミー・オラウソン (ドラムス)

エンゲル (Engel)は、スウェーデンメロディックデスメタルバンドオルタナティヴ・メタルインダストリアル・メタルから影響を受けている。

略歴

2005年に元イン・フレイムス、元ガーデニアンニクラス・エンゲリン (G)と元ザ・クラウンのマーカス・スーネソン (G)を中心にロバート・ハケモ (B:元ガーデニアン)、ダニエル "モジョ" モイラネン (Ds:元ロード・ベリアル)、マグナス・カラヴォルン (Vo:元ヘッドプレート)の5人で結成[3]。『踊れるようなリズムとメタルの組み合わせ』をコンセプトに結成された[4]。バンド名は、ニクラスのサッカーでのニックネームに由来し、ニクラス所有のレコーディング・スタジオも同じ名前が付けられている[4]

中心人物の2人に加えて、他のメンバーも他バンドで活動歴があるメンバーが揃っていたためか、同年7月には早くもライヴデビューしている。ライヴ活動初期から、トリヴィアムアーチ・エネミーとライヴを行う[4]2006年に、ロバートが脱退し、ヨハン・アンドレアセン (B)が加入。更に同年中にヨハンからマイケル・ホーカンソン (B)にメンバーチェンジしている。2007年に1stアルバム『Absolute Design』を自主制作する。同アルバムは、SPV/Steamhammerから北米リリースされることとなった。リリース後には、アトレイユダーク・トランキュリティ、スティル・リメインズ、デッド・バイ・エイプリルらとツアーを行う。

2008年にマイケルが脱退し、スティーヴ・ドレナン (B)が加入。2009年から2ndアルバムの制作を開始する[3]。同アルバムは、2010年にリリースされる。同アルバムからレーベルシーズン・オブ・ミストに移している。日本では、トゥルーパー・エンタテインメントから日本盤が先行リリースされた。日本で最初にリリースされたためか、バンド公式サイトではトゥルーパー・エンタテインメントリリースの日本盤が2ndアルバムのディスコグラフィに掲載されている[5]。同年10月に初来日しLOUD PARKに出演した[3]。また同年中にダニエル "モジョ" モイラネンが脱退しジミー・オラウソンが加入した。

2011年には、イェスパー・ストロムブラードが脱退したイン・フレイムスにニクラスが正式メンバーとして加入した。ニクラスは、イェスパー脱退前からライヴギタリストとしてイン・フレイムスに参加していたが、正式メンバーとなったことでバンド存続の危機に陥る[3][注釈 1]。結局、ニクラスはバンド存続を決め、イン・フレイムスとエンゲルを並行して活動することになる[3]2012年4月にはアーチ・エネミーのオープニング・アクトとして2度目の来日を果たした[3]。同年5月、3rdアルバム『Blood of Saints』をリリース。

2012年11月、ボーカリストのマグナス・カラヴォルンが脱退[6]。以降のライヴでは、ひとまずセッションとしてTwelvestepで活動経験の有るレンネがボーカルを務めることとなった[6]。その後、2013年1月に新ボーカリストとして、デグレイデッドで活動するミカエル・セーリンが加入した[7]。2014年にドラマーのジミー・オラウソンが脱退、ミザレーションで活動するオスカー・ニルソンが加入した[3]。同年に4thアルバム『Raven Kings』をリリース[3]

2018年5月、5thアルバム『Abandon All Hope』をリリース。中心メンバーのニクラス・エンゲリンがイン・フレイムスでの活動を中心としているため、ミュージカル・ディレクターという立ち位置となった[8]。引き続き作曲はエンゲリンが全曲を担当しており、ギターも担当している。しかしながら、バンドメンバー写真にはエンゲリンは写っておらず、メンバークレジットでも、"+"が名前の前に付記されている。

メンバー

現ラインナップ

        
マーカス・スーネソン(G) 2012年
スティーヴ・ドレナン(B) 2012年
ニクラス・エンゲリン(G) 2015年

旧メンバー

  • マグナス・カラヴォルン (Magnus "Mangan" Klavborn) - ボーカル (2005-2012)
    ヘッドプレートでも活動していた。脱退後、ザ・ダスクフォールに加入。また、聖歌隊で活動していたこともある。
  • ロバート・ハケモ (Robert Hakemo) - ベース (2005-2006)
    ガーデニアンでも活動。
  • ヨハン・アンドレアセン (Johan Andreassen) - ベース (2006)
    アマランスでも活動。
  • マイケル・ホーカンソン (Michael Håkansson) - ベース (2006-2008)
    インキャパシティフォーセイクン、エヴァグレイ、エンブレイスド、モルトゥム、The Project Hate MCMXCIXでも活動。
  • ダニエル "モジョ" モイラネン (Daniel "Mojjo" Moilanen) - ドラムス (2005-2010)
    ロード・ベリアル、ルーンマジック、The Project Hate MCMXCIXでも活動。
  • ジミー・オラウソン (Jimmy Olausson) - ドラムス (2010-2014)
    マリオネットでも活動。

ライヴセッション

  • レンネ (Lenne) - ボーカル
    Twelvestepで活動。2012年のマグナス・カラヴォルン脱退後、ライヴセッションとして参加。

ディスコグラフィ

  • 2005年 Demo 2005 (Demo)
  • 2005年 Engel (Demo)
  • 2006年 Demo 2006 (demo)
  • 2007年 Absolute Design
  • 2010年 スレナディ Threnody
  • 2012年 Songs of the Dead (EP)
  • 2012年 ブラッド・オブ・セインツ Blood of Saints
  • 2014年 レイヴン・キングス Raven Kings
  • 2018年 アバンダン・オール・ホープ Abandon All Hope

注釈

  1. ^ ニクラス・エンゲリンは1997年にイン・フレイムスに加入したが、ガーデニアンとの並行活動でイン・フレイムスをメインバンドにできないとの理由で脱退している過去がある。

脚注

  1. ^ a b Engel reviews music, news - sputnikmusic・2017年1月28日閲覧。
  2. ^ a b c d Engel|Biography”. オールミュージック. All Media Guide. 2017年1月28日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h http://www.trooper.co.jp/artist_engel.html
  4. ^ a b c d Engelin, Niclas (2010年4月7日). “ENGEL|激ロックインタビュー”. 激ロック. 2012年6月30日閲覧。
  5. ^ http://engelpropaganda.com/discography/
  6. ^ a b ENGEL Parts Ways With Singer - Nov. 9, 2012”. BLABBERTMOUTH.NET (2012年11月9日). 2012年11月23日閲覧。
  7. ^ https://www.facebook.com/photo.php?fbid=10152409030655175&set=a.471634665174.390928.24568495174&type=1&stream_ref=10 2014年3月19日閲覧。
  8. ^ a b 奥野高久、エンゲル「アバンダン・オール・ホープ」(日本語)『Abandon All Hope』、トゥルーパー・エンタテインメント日本、2018年。QATE-10109。 
  9. ^ Band”. Engel Official Website. 2018年9月29日閲覧。

外部リンク


「エンゲル (バンド)」の例文・使い方・用例・文例



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「エンゲル (バンド)」の関連用語

エンゲル (バンド)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



エンゲル (バンド)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのエンゲル (バンド) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS