エニグマ (暗号機)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/13 02:50 UTC 版)
エニグマ (Enigma) とは、第二次世界大戦でナチス・ドイツが用いたローター式暗号機である。幾つかの型がある。暗号機によって作成される暗号も広義にはエニグマと呼ばれる。名称はギリシア語に由来し、「謎」を意味する。
注釈
- ^ ポーランド暗号局では、これまで各国の機関や王室が語学的素養のあるものを採用していたことに対し、(ドイツ語に堪能な)数学者を中心に採用した。
- ^ ハンス=ティロ・シュミットの兄ルドルフはエニグマを採用した通信隊の隊長である。弟のハンス=ティロは軍を追い出され事業には立て続けに失敗していたが、兄はエニグマの採用で成功しており、兄への恨み・妬みと失望感から売国行為に走っていたという。ハンス=ティロは作戦要員の裏切りから1943年に逮捕され、獄中で自殺した。
- ^ 軍事協定により得た情報は相互に共有することになっており、価値を見出せなかったフランス当局は"エニグマに関する情報"に興味を示していたポーランドに情報を与えた。
出典
- 1 エニグマ (暗号機)とは
- 2 エニグマ (暗号機)の概要
- 3 構造
- 4 エニグマ換字の原理
- 5 解読
- 6 歴史
- 7 余談
- 8 外部リンク
「エニグマ (暗号機)」の例文・使い方・用例・文例
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