プラグボードとは? わかりやすく解説

プラグボード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/20 07:33 UTC 版)

プラグボード (英語: plug-board)はプログラム用の装置の一つで、1906年から1960年代にかけてIBM他のメーカが製造したパンチカードシステム(及び初期の電子計算機の一部)をプログラムするために用いられた。正式にはコントロールパネル (control panel)と呼ばれる。




「プラグボード」の続きの解説一覧

プラグボード (Plugboard)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/11 06:19 UTC 版)

レッド暗号」の記事における「プラグボード (Plugboard)」の解説

プラグボードは、入力直後出力直前の2箇所にあってアルファベットA - Z単文字換字する。プラグボードの配線には法則があった。プラグボードを通過して6つ母音 (A,E,I,O,U,Y) は必ず母音変換され母音ハーフローター送られた。つまり原文母音だった箇所は必ず暗号文でも母音になっていた。同様に子音子音だけに換字される。 1938年12月1日には、入力タイプライターとプラグボードの間にロータリースイッチ組み込まれスイッチ手動規則的に回していた(エニグマのUhrローターと同じ設計推定される。)。 外務省運用後期には母音 - 母音に拘らない、よりランダムな配線採用したが、模造機が完成した後で手遅れだった。

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プラグボード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/11 06:19 UTC 版)

レッド暗号」の記事における「プラグボード」の解説

日本側の安易な鍵規約を米、独の解読機関がそれぞれ発見していた。 1935 - 36年1ヶ月3つ区切り(1 - 10日11 - 20日21日 - 月末)約10日毎に変更した1937年以降:1、1121日の鍵をスライドして残り9日分の鍵として毎日変更した。なおビルマ大使館員が1通5,000字以上の暗号文をしばしば送信した為、米陸軍はプラグボード変更への追随容易だった

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プラグボード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/09 08:51 UTC 版)

パープル暗号」の記事における「プラグボード」の解説

暗号強度上げるためにプラグボードが設定され配線規約理論総数26!=4.03x1026である。 パープル運用開始時からArtificial wordsにこだわらなかったが、暗号機自体レッド暗号同様にArtificial words対応仕様になっていた。つまりプラグボード規約母音-母音限定指示するだけで容易にArtificial words暗号文として出力される。 プラグボードは入力側と出力側で2つあり、双方配線は共通規約(逆の配線)にするように指定されていた。例えば、入力プラグボード規約次のとおりの場合キーボードからの入力NOKTYUXEQLHBRMPDICJASVWGZF スイッチへの出力AEIOUYBCDFGHJKLMNPQRSTVWXZ 出力プラグボード規約次のとおりに指定するスイッチからの入力AEIOUYBCDFGHJKLMNPQRSTVWXZ タイプライターへの出力NOKTYUXEQLHBRMPDICJASVWGZF 明らかにプラグボードは単換字でしかなく、パープル心臓部であるスイッチ換字がなければ暗号強度には全く寄与しない。 2つのプラグボードを共通規約(互いに逆)にしたのは、作業利便性意図した考えられる。もし異な規約にすると、暗号強度向上する反面暗号化 - 復号切り替えるたびに計52本のプラグコードを総入れ替えする必要がある。共通規約にしておけば、プラグボードを変更せずに、1台の暗号機暗号化と復号ができる。

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