XXX(アダルト用語)
別表記:triple X
XXXの一般的な意味
「XXX」とは、性的なコンテンツやエロ画像・動画などを表す主に英語圏で用いられる表現。読み方としては「エックスエックスエックス」または「トリプルエックス」という風に読まれるのが通例であるが、スピーチなどを始め口語で発話する場合は通常「トリプルエックス」という風に読まれる。XXXの由来・語源
1968年にアメリカ映画協会(Motion Picture Association of America、MPAA)は、アダルト映画・ポルノ映画を分類するために「X-rating(X指定、成人指定、18禁)」という区分を導入。この時「X」という文字が選ばれたのは、当時一般的に広く「禁止」「制限」を意味する文字として「X」が利用されていたからだとされる。間もなく、ロバート・デ・ニーロのデビュー作である映画『ロバート・デ・ニーロのブルーマンハッタン/BLUE MANHATAN2・黄昏のニューヨーク』が、世界で最初の「X指定」の映画となった。なお、この「アメリカ映画協会」は、1945年から2019年9月までは「アメリカ映画協会」であったが、2019年10月からはモーション・ピクチャー・アソシエーション・インク(英語: Motion Picture Association, Inc., MPA)となり、2022年10月現在、アメリカ合衆国のメジャー映画スタジオ5社と、動画ストリーミングサービスのNetflixから構成されている。1970年代になるとアメリカのアダルト映画業界は「X-rating(成人指定)」を広く受け入れるようになり、過度に暴力的な内容や性的な内容を含む映画に対して「XXX」のラベルを付与するようになった。やがて「XXX」は次第に成人指定を意味するマークや記号として用いられるようになり、成人指定の映画だけではなく、ストリップ劇場やアダルト雑誌などにも付与されるようになった。
さらに、2010年にはICANNが「.xxx」をトップレベルドメインとして正式に認可すると、「.xxx」ドメインは、アダルトサイトを発見したり除外したり(フィルタリング)しやすくするために活用されるようになった。
XXXの用例
「xxx shop」・・・アダルトビデオやグッズなどを販売している店舗。「XXX performances」・・・主にインターネットのライブチャットサイトなどで出演者によって行われる性的な行為・動作・格好などの総称。
「triple X video」・・・アダルトビデオやエロ動画のこと。
XXXのそれ以外の意味
「XXXLのシャツ」という具合に、洋服の大きさの規格を表す時にも「XXX」は用いられる。この場合は「three times X」「extra X」などという具合に、異なる読み方をするのが通例である。アルコール度数の極めて強いお酒(特にスピリッツ類)に対しても「XXX」というマークがボトルに付与されていることがあるが、これは19世紀ごろからの慣習で、「成人指定」ではなく「非常に度数が高い酒」であることを表現している。
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