エジソン‐こうか〔‐カウクワ〕【エジソン効果】
エジソン効果
別名:Thermionic emission
【英】Edison effect
エジソン効果とは、電球の中に電極を入れ、電極と電球のフィラメントとの間に電圧を加えると、正の電圧を加えた場合には電極からフィラメントへと電流が流れ、逆に負の電圧を加えた場合には電流が流れない、という現象のことである。1833年にトーマス・エジソンによって発見された。
エジソン電球は、1883年に白熱電球を研究中だったエジソンによって発見された。このエジソン効果が、トーマス・エジソンが発見した唯一の科学法則であると言われている。エジソン自身はエジソン効果に関する特許を取得し、それ以上深く研究することはなかったが、後代の科学者によって真空管の原理などに応用された。
エジソン効果
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/06 07:16 UTC 版)
エジソン効果(エジソンこうか、英: Edison effect)とは、白熱電球の中へ正電位にある金属板(プレート)をおくと、加熱されたフィラメントを陰電極として、プレートとの間に真空を通して電流が流れる現象をいう[1]。熱電子放出(Thermionic emission)の研究の始まりとしても知られる[1]。
1883年にトーマス・エジソンが白熱電球のフィラメントの劣化の研究中にフィラメントを金属箔で覆うと金属箔とフィラメントの間に電流が流れるのを観測した。金属内の自由電子の運動エネルギーが仕事関数よりも大きくなって、金属表面を飛び出すことにより電流が流れることが、オーエン・リチャードソンによって示された(1910年)[1]。このため、リチャードソン効果とも呼ばれることがある。
飛び出す電子の数
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