ウラジーミル・クリロフとは? わかりやすく解説

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ウラジーミル・クリロフ

(ウラジミール・クリロフ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/24 14:17 UTC 版)

獲得メダル
ソビエト連邦
陸上競技
オリンピック
1988 ソウル 男子 4×100mR
世界陸上競技選手権大会
1987 ローマ 男子 4×100mR
ヨーロッパ陸上競技選手権大会
1986 シュトゥットガルト 男子 200 m
1986 シュトゥットガルト 男子 4×400mR

ウラジーミル・ヴァレンチーノヴィチ・クリロフロシア語: Влади́мир Валенти́нович Крыло́в、ローマ字: Vladimir Valentinovich Krylov、1964年2月26日 - )は、ソビエト連邦の陸上競技選手。1988年ソウルオリンピックの金メダリストである。ロシア共和国ウリヤノフスク州センギレイ出身。

経歴

クリロフは、1986年のヨーロッパ選手権の200mにおいて、20秒52のタイムで優勝。さらに、4×400mRでも3分00秒47でイギリス西ドイツに次いで銅メダルを獲得した。1987年のローマで開催された世界選手権では200mと4×100mRに出場。200mでは、優勝したアメリカカルヴィン・スミスから6位の選手まで10分の1秒以内という激戦で、クリロフは100分の7秒差で5位となる。4×100mRでは、ソ連のアンカーを務め、トップでバトンを引き継いだが、アメリカのアンカーのカール・ルイスに追い抜かれ銀メダルとなる。しかし、38秒02のヨーロッパ新記録であった。

1988年ソウルオリンピックでは、100mと4×100mRに出場。100mでは2次予選を勝ち上がったが、準決勝は棄権した。しかし、4×100mRでは、優勝候補のアメリカが予選で失格。決勝では、クリロフはソ連の第2走者を務め、38秒19で、イギリス、フランスを押さえ金メダルを獲得した。

クリロフの最後の国際大会となった1990年のヨーロッパ選手権では100mで7位、4×100mRで4位に終わっている。

自己ベスト

  • 100m - 10秒13 (1988年)
  • 200m - 20秒23 (1987年)
  • 400m - 45秒20 (1986年)

主な実績

大会 場所 種目 結果 記録
1986 ヨーロッパ陸上競技選手権大会 シュトゥットガルト(西ドイツ) 200m 1位 20秒52
1986 ヨーロッパ陸上競技選手権大会 シュトゥットガルト(西ドイツ) 4×400mR 3位 3分00秒47
1987 ヨーロッパ室内陸上競技選手権大会 リエヴァン(フランス) 200m 2位 20秒53
1987 世界陸上競技選手権大会 ローマ(イタリア) 200m 5位 20秒23
1987 世界陸上競技選手権大会 ローマ(イタリア) 4×100mR 2位 38秒02
1987 世界陸上競技選手権大会 ローマ(イタリア) 4×400mR - DNF
1988 オリンピック ソウル韓国 100m - (sf) DNS
1988 オリンピック ソウル(韓国) 4×100mR 1位 38秒19
1990 ヨーロッパ陸上競技選手権大会 スプリト(ユーゴスラビア) 100m 7位 10秒30
1990 ヨーロッパ陸上競技選手権大会 スプリト(ユーゴスラビア) 4×100mR 4位 38秒46
  • sfは準決勝

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