インフラ融資
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 01:54 UTC 版)
「中華人民共和国とエチオピアの関係」の記事における「インフラ融資」の解説
中国政府はエチオピアにも多額の融資を行っており、その中には譲歩的なもの(25%以上が贈与相当分など)もある。これらの融資のほとんどは、2003年に開通したアディスアベバ環状道路のような中国企業による建設プロジェクトに関連している。 中国による建設プロジェクトの中には、エチオピア政府が資金提供しているものもある。例えば、中国水利水電株式会社は、テケゼ川に607フィートのダムを建設する、推定2億2400万ドルのテケゼ水力発電プロジェクト(2007年完成予定)の作業を2002年に開始した。大規模な地滑りの問題などで遅延した後、2009年7月に最終費用3億6500万ドルで完成し、300メガワットの電力を供給予定である。2009年7月、エチオピアは中国との間で、2,150メガワットの水力発電量となるギベ4ダム(オモ川)とハレレ・ウェラベサダムを中国水利水電株式会社が建設するための合意書に署名した(26億7000万ドル)。中国は、プロジェクト費用の85%を優遇バイヤーズクレジットと譲許的貸し付けで賄う。環境保護主義者のリチャード・リーキーは、オモ川ダムがトゥルカナ湖に起こり得る影響について懸念を表明している。中国輸出入銀行は、2016年に完成したアディスアベバ・ジブチ鉄道(内陸封鎖されたエチオピアの隣国ジブチにある主要港までの鉄道)に資金を提供した。
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