イングランド王・フランドル市民との戦いとは? わかりやすく解説

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イングランド王・フランドル市民との戦い

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/08 07:19 UTC 版)

フィリップ4世 (フランス王)」の記事における「イングランド王・フランドル市民との戦い」の解説

1294年フィリップ4世フランス南西部ガスコーニュ北東フランドル勢力伸ばそうとして、イングランド王エドワード1世相手戦争開始した1294年から1299年まで続いたギュイエンヌアキテーヌ)の戦いでは、エドワード1世関心スコットランド向けられフランスで戦争望んでいなかったため、アキテーヌ公としてフランス王臣従することとガスコーニュ確保和睦したフィリップ4世関心は、経済的に豊かだったフランドルにあった1297年からは、フランドル都市市民やそれを支援するイングランド王激しく争ったフランドル毛織物生産によりヨーロッパ経済中心一つとなっていたが、原料である羊毛イングランドから輸入していたため、イングランド王との関係が深かったのであるフランドル伯は元々フランス封建臣下であるが、しばしば対立しており、当時フランドル伯ギー・ド・ダンピエールは娘をイングランド王太子エドワードエドワード2世)と結婚させよう密かに動いており、フィリップ4世はこれを破談にするようギー強要したが、ギー最終的にこれを拒否しイングランド王結んで反抗した1300年和解交渉中に捕らえられその後幽閉されたが、フランドルの諸都市同盟組んでフランス王抵抗した1302年コルトレイクにおける「金拍車の戦い」では、騎士団中心とする優勢なフランス王軍は市民歩兵中心フランドル軍に敗れているが、1305年リール近辺モンアン=ペヴェルの戦いで微妙ながら優勢であり、その後両者抗争和睦戦闘繰り返しながら、フィリップ4世崩御する1314年まで続いた。これらの戦役では王弟ヴァロワシャルル指揮官として活躍した。 この戦争で必要となった膨大な戦費調達するために、フィリップ4世フランスで初め全国的課税実施し、税はキリスト教会にも課せられた。

※この「イングランド王・フランドル市民との戦い」の解説は、「フィリップ4世 (フランス王)」の解説の一部です。
「イングランド王・フランドル市民との戦い」を含む「フィリップ4世 (フランス王)」の記事については、「フィリップ4世 (フランス王)」の概要を参照ください。

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