伊吹新雪【イブキシンセツ】(草花類)
登録番号 | 第5558号 | |
登録年月日 | 1997年 3月 19日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 伊吹新雪 よみ:イブキシンセツ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 岩田義朗、岩田悟 | |
品種登録者の住所 | 愛知県稲沢市北麻績町郷内38番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 岩田義朗 岩田悟 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「東海の泉」の自然交雑実生の中から選抜,育成されたものであり,花は黄白色のやや大輪で,一輪仕立ての切花向き品種である。 草型は直立性,草性は高性,開花時の草丈は高である。茎の太さは6.0~7.9mm,色は淡緑,強さ及び縦じわは中,稲妻型屈曲は無,節間長は20~29mmである。葉身長は75~99mm,葉幅は50~74mm,基部の形は凹形,先端部分の形は鈍円,一次欠刻は0.30~0.69,二次欠刻の程度は中,欠刻底部の形は中間,葉裂片縁部の重なりは平行する,表面及び裏面の色は濃緑,光沢度は低,厚さは中,たく葉の有無は全体的にある,分布状態は主に両側,形は2深裂する,大きさは小である。つぼみの形は平,花の大きさは110~149mm,舌状花の重ねは5列以上で露芯しない,舌状花数は200~399である。管状花数は50~99,分布は集中,全長は9.0~9.9mmである。花弁の形は舟底弁,先端の形は丸い,外花弁及び内花弁の反り方は内曲,花弁の長さは50~69mm,幅は10.0~14.9mm,外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2901),外花弁の角度は下向,花の中心部の色は外弁と異なり黄緑色である。花たくの形は平らなドーム状,総ほうの大きさは30~39mm,総ほう部から花頂部までの高さは50~59mm,花首の長さは40~59mm,季咲きの開花期は秋で,育成地(愛知県稲沢市)における自然開花期は11月中下旬である。 「東海の泉」と比較して,葉の先端部の形が鈍円であること,管状花数が多いこと,花弁先端の形が丸いこと,外花弁の角度が下向であること等で,「精興の志」と比較して,葉の先端部の形が鈍円であること,葉裂片縁部の重なりが平行すること,花首が長いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,出願者のほ場(愛知県稲沢市)において,平成元年に「東海の泉」の自然交雑実生の中から選抜,育成されたものであり,以後,増殖を行いながら特性調査を継続し,4年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
- 伊吹新雪のページへのリンク