伊都の華【イトノハナ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第5953号 |
登録年月日 | 1997年 12月 8日 | |
農林水産植物の種類 | シンビジウム | |
登録品種の名称及びその読み | 伊都の華 よみ:イトノハナ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2000年 12月 11日 | |
品種登録者の名称 | 日高定輝 | |
品種登録者の住所 | 福岡県前原市大字前原1542番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 日高定輝 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「サセックス・ドーン」に「スリーピング・ビューティ」を交配して育成されたものであり,花はドーサル・セパルは淡黄緑の地色に明黄緑の条線が入り,ラテラル・セパルは浅黄緑,ペタルは黄白の単色で,リップは円形で黄白の地色に浅緑黄のぼかしが入る大型種である。 草型の大きさは大,草姿は中間型である。開花ぎ球茎の正面の形は卵形,横断面の形は扁円形,高さは101~150mm,長径は51~70mmである。葉の全体の形は線形,先端は鋭先形,長さは75~105cm,幅は21~30mm,先端の角度は60~90°,葉色は緑,葉数は13~15枚である。花茎の長さは80~110cm,太さは9.1~12mm,1花茎の花数は21~30花である。咲き型は部分抱え・平咲き,花の横径は81~100mm,縦径は61~80mm,ドーサル・セパルの正面の形は長楕円形,ラテラル・セパルは湾曲広線形,ペタルは広線形である。リップは円形,先端は切形,周縁の反転は無,波打ちはやや大である。全体的な花色は白系,ドーサル・セパルは淡黄緑(JHS カラーチャート3303)の地色に明黄緑(同3305)の条線が入り,ラテラル・セパルは浅黄緑(同3304)の単色,ペタルは黄白(同3302)の単色,リップは黄白(同3101)の地色に浅緑黄(同2703)のぼかしが入る。花の香りは無,開花期は冬である。 「スリーピングドーン あいと ゆーき」と比較して,草型が大きいこと,リップ正面の形が円形であること,リップ先端の形が切形であること,ラテラル・セパル内側の花色の分布が単色であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和58年に出願者が「サセックス・ドーン」に「スリーピング・ビューティ」を交配した実生をアメリカ合衆国から導入し,62年に開花した株の中から選抜し,以後,増殖を行いながらその特性の調査を行い,平成4年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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