イチティ【イチティ】(観賞樹)
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登録番号 | 第6141号 |
登録年月日 | 1998年 2月 9日 | |
農林水産植物の種類 | ばら | |
登録品種の名称及びその読み | イチティ よみ:イチティ |
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品種登録の有効期限 | 18 年 | |
育成者権の消滅日 | 2003年 2月 11日 | |
品種登録者の名称 | 市川恵一 | |
品種登録者の住所 | 静岡県三島市玉川37番地の2 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 市川恵一 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,出願者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり,花房の形は房咲き(6輪以上),花は鮮紫ピンクに淡緑黄の目が入り,丸弁,平咲き,微香の小輪となる切り花向きの品種である。 樹形及び株立は普通,樹高は中である。開花枝の太さは中,新しょうの色は青銅,開花後の枝の色は濃緑である。とげの曲性はやや下向き,形は下部えぐれ形,長さは中,基部の幅は普通,色は青銅,数は幹の部分,花枝の基部及び中央部は中,花首はほとんど無である。小葉の枚数は7枚,本葉の長さはやや短,幅はやや狭である。展開直後の若葉の色は青銅,光沢は有,成熟葉の色は濃緑,光沢は半光沢,葉肉の厚さは普通,硬さはやや柔である。花房の形は房咲き(6輪以上),蕾の形は尖長形である。花形は平咲き,花の大きさは小輪,高さは低,花弁表側の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9505)に淡緑黄(同2702)の目が入り,裏側の色は淡紫ピンク (同9502)である。花弁の光沢は普通,花色の移行性は難,花弁の形は丸弁,花弁一枚の形は狭楕円形先端尖形,花弁の厚さは普通,硬さはやや柔,数は5~9枚である。花の香りは微香,開花時期は普通である。 「ジョナサン」と比較して,花が小さいこと,花弁表側の色が鮮紫ピンクに淡緑黄の目が入ること,花弁裏側の色が淡紫ピンクであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成3年に出願者の温室(静岡県三島市)において,出願者所有の無名実生種どうしを交配して得られた実生の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し6年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「イチ タイム」であった。 |
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