イシン
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イシン(シュメール語: I3-si-inki[1], Isin)は、紀元前20世紀に繁栄したメソポタミア南部の都市である。シュメール時代のイシン王については知られておらず、「イシン王朝」といえば、ウル第三王朝の衰退に乗じて独立を果たした南部メソポタミアのアムル人国家「イシン第1王朝」のことを指す。都市神はグラ(Gula。Nintinugga, ニンイシンナとも)。
- ^ ETCSL. Sumerian King List. Accessed 19 Dec 2010.
- 1 イシンとは
- 2 イシンの概要
イシン第2王朝
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「バビロン」および「バビロニア」も参照 カッシート朝が滅亡した後、この都市を拠点にした王朝がマルドゥク・カビト・アヘシュ(英語版)によって再び成立した。これをイシン第2王朝(バビロン第4王朝)と呼ぶ。ただしマルドゥク・カビト・アヘシュはイシンの出身ではあったが、イシン第2王朝の王たちは基本的にバビロンを拠点としている。 この王朝の中でも最も高名な王はネブカドネザル1世であり、彼はカッシート朝滅亡時にエラムによって奪われていたバビロンの都市神マルドゥク神の神像をエラムから取り戻して、マルドゥク神祭祀を復活された。これはバビロニアにおいて政治的にも宗教的にも重大な意味をもっていたらしく、ネブカドネザル1世の勝利を扱った文学作品が多数残されている。 しかし、同王朝の後半にはアッシリアの勢力が拡大し、その圧迫によってイシン第2王朝は混乱し、バビロニアは分裂状態となった。
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