アルニコ
アルニコとは、合金の一種で、主にアルミニウム(Al)とニッケル(Ni)、コバルト(Co)の3種の合金を化合して作られた金属物質のことである。主に永久磁石の材料物質として知られている。
アルニコ合金は、溶解した金属材料を磁界の中で冷却することによって優れた磁力と耐熱安定性をもった永久磁石として精製することができる。原料としては、アルミニウム・ニッケル・コバルトの3種の金属の他に、少量の鉄などが含まれる。また、銅やチタンなどが含まれる場合もある。
アルニコ磁石は電気モーターやスピーカー、ギターのピックアップ部分などに用いられている。酸化鉄(鉄サビ)を主成分とする安価なフェライト磁石が登場する20世紀半ばまで、アルニコ磁石は磁石として最もよく用いられていた。
アルニコ磁石
(アルニコ から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/30 13:56 UTC 版)
アルニコ磁石(アルニコじしゃく、Al-Ni-Co)は、鉄に加えアルミニウム(Al)、ニッケル(Ni)、コバルト(Co)などを原料として鋳造された磁石(鋳造磁石)である。[1]「アルニコ」の名前の由来は、各元素記号を単純に並べたものである。銅などを添加物として加えることがあり、強い永久磁石として利用される。
- ^ a b 『JIS C 2502 永久磁石材料』日本産業標準調査会、2019年。
- ^ Alnico II Pro™ APH-1 AND TBAPH-1
- 1 アルニコ磁石とは
- 2 アルニコ磁石の概要
- 3 関連項目
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