アメリカにおける発祥
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/25 02:01 UTC 版)
「ローライダー・バイシクル」の記事における「アメリカにおける発祥」の解説
アメリカ西海岸において、1963年に発売された Schwinn Sting-rayが、当時の子供達に爆発的な人気を誇るヒット商品となる。Schwinn Sting-rayは発売当初から、カスタムカルチャーを視野に入れた設計で制作されていた。それは、様々なカスタムパーツの販売、パーツの組み替えを子供でも容易に行なえるようにした事である。ヒット商品の背景として、当時はカスタムカルチャーによる、チョッパーバイクやトラッカーバイクなどのブレイクによるものが大きい。上記の事からも分かる通り、当時の流行でもあり、発売当初のカスタムの主流はチョッパースタイルであった。1960年代を振り返った、Teen Angelsのイラストを見る事によっても理解できる。 1970年代に入ると、BMXの出現によりSchwinn Sting-ray人気にも陰りが見えはじめる。 BMXの世界的ヒットの陰で、Schwinn Sting-rayの中古車両を安価で購入できる事も伴い、メキシコ系移民(いわゆる「チカーノ」と呼ばれる人々)がカスタムを始めたとされる。そのチカーノがカスタムしたとされる仕様の中でも目につくのが、26インチ用フォークを曲げて作製されたOGフォークや、16インチ用のクランクを使用した、出来る限り車高を下げたローダウンカスタムである。それはまさにチカーノカルチャーを代表するローライダーの姿であった。
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