アプリコットマリッジ【アプリコットマリッジ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第7721号 |
登録年月日 | 2000年 2月 22日 | |
農林水産植物の種類 | ゆり | |
登録品種の名称及びその読み | アプリコットマリッジ よみ:アプリコットマリッジ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 山口県 | |
品種登録者の住所 | 山口県山口市滝町1番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 松本理、岡藤由美子、光永拓司、中村建夫 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,シンテッポウユリ「津山」にスカシユリ「コリナ」を交配して育成されたものであり,花は中輪の浅黄橙色でスカシユリ型の切花向きの品種である。草丈は130㎝以上,茎の直径は5.0~9.9㎜,上部の色は淡褐,中部の色は褐,下部の色は濃褐,毛じは無,節間長は茎の中央部は10~19㎜,止葉下は60~79㎜である。葉序は3/8,葉の全体の形は長楕円形,ねじれは無,葉幅は10~19㎜,葉長は12~15㎝,光沢は無,数はやや少,着生角度は30~59゜である。つぼみの形はⅦ型,花の向きは30~59゜,花房の形状は複散形花序,全体の形はスカシユリ型である。花径は120~149㎜,内花被の幅は40~49㎜,長さは9~12㎝,外花被の幅は30~39㎜,長さは9~11㎝である。花色は花弁の基部は淡黄橙(JHS カラーチャート1902),地色,中肋部及び縁部は浅黄橙(同1904),裏面は淡黄橙(同1902)である。内花被1枚の斑点の数は70以上,外花被は40~49,つぼみの色は浅黄橙(同1904),内花被及び外花被の形はⅡ型,内花被先端の形状はⅢ型,反転の程度はⅨ型,外花被先端の形状はⅥ型,反転の程度はⅨ型,花被のねじれは1/8未満,花被上の乳状突起は有である。花糸の色はオレンジ,花粉の色は赤褐,第1花梗の長さは60~89㎜,花梗の太さは中,色は淡褐,花梗への葉の着生は有,第1花梗の向きは30~59゜,1花茎の花数は多,花の香りは弱,開花期は中である。「アプリコットウェーブ」と比較して,茎の下部の色が濃褐であること,内花被及び外花被一枚の斑点の数が多いこと,内花被及び外花被の形がⅡ型であること等で,「オレンジシャーベット」と比較して,草丈が高いこと,葉の全体の形が長楕円形であること,内花被一枚の斑点の数が多いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成2年に山口県農業試験場(山口市)において,シンテッポウユリ「津山」にスカシユリ「コリナ」を交配して胚培養を行い,開花した個体の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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