アプリコットウインド【アプリコットウインド】(草花類)
登録番号 | 第5344号 | |
登録年月日 | 1997年 1月 30日 | |
農林水産植物の種類 | ゆり | |
登録品種の名称及びその読み | アプリコットウインド よみ:アプリコットウインド | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 1997年 3月 2日 | |
品種登録者の名称 | 株式会社サカタのタネ | |
品種登録者の住所 | 神奈川県横浜市都筑区仲町台二丁目7番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 坂本忠一 渋谷紀子 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「コネチカットキング」の選抜系に「アペルドーン」を交配して選抜・育成されたものであり,花はやや大輪で明橙色の切花向きのやや早生種である。 草丈は75~99㎝,茎の直径は10.0~14.9㎜,色は上部,中部及び下部とも緑,毛じはやや有,節間長は茎の中央部が10~19㎜,止葉下が80~99㎜である。葉序は 3/8,葉の形は披針形,中央部の反りは水平,先端部は外反転,ねじれは無,長さは16~20㎝,幅は20~29㎜,数は中,着生角度は60~89°である。つぼみの形はⅣ型,花の向きは15~29°,花房の形状は総状花序,花形はスカシユリ型で一重,花径は150~179㎜,内花被の長さは9~12㎝,幅は40~49㎜,外花被の長さは9~11㎝,幅は30~39㎜である。花色は花弁の基部は明橙(JHS カラーチャート1304),地色,中肋部及び縁部は明橙(同1305),裏面は内花被が浅黄橙(同1903),外花被は浅橙(同1303),つぼみは浅橙(同1603)である。内花被及び外花被 1枚の斑点の数は 0,内花被及び外花被の形はⅦ型,内花被の反転の程度はⅥ型,外花被はⅦ型,花被のねじれは 1/8未満,花被上の乳状突起は無である。花糸の色はオレンジ,花粉の色は赤褐,第 1花梗の長さは60~89㎜,太さはやや太,花梗の色は緑,向きは30~59°,1花茎の花数は多,花の香りは無,開花期はやや早である。 「アリスト」と比較して,茎の止葉下の節間長が長いこと,葉長が長いこと,花弁の地色が明橙であること,内花被及び外花被の斑点が無いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,出願者のほ場(神奈川県藤沢市)において,昭和62年に「コネチカットキング」の選抜系に「アペルドーン」を花柱切断法で交配して胚培養を行い,増殖率,特性等の確認をしながら選抜をして,平成3年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「アプリコットウェーブ」であった。 |
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