アニメ・小説のあらすじ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 15:35 UTC 版)
クラスで孤立し、透明な嵐に混じらなかった椿輝紅羽は唯一の親友にして「スキ」の相手である泉乃純花をクマに食べられる。そんな紅羽に学級委員長で人食グマの百合園蜜子が近づく。それを嫉妬した蜜子が「スキ」な百合川このみは紅羽を食べようとするが、蜜子に射殺される。その蜜子もまた自分が純花を食べたことを明かして紅羽を食べようとするが、紅羽に撃たれる。そして、銀子とるるは紅羽の友達になろうとするが、紅羽は頑なに拒絶する。 そのころ針島薫は、生前の純花に書かせた手紙を紅羽に渡して「悪」である紅羽を陥れる計画を実行し、そのために邪魔だった銀子とるるも排除する。しかし銀子は紅羽が「スキ」であるため、放火された、紅羽と純花の「スキ」の象徴である百合畑から純花の手紙を救い出す。この事件により銀子とるるは紅羽に一歩近づき、正式に紅羽の家に居候することになった。後日、紅羽は母の描いた未完の絵本「月の娘と森の娘」が自分と銀子を表していることに気づき、幼い頃に銀子と会っていたことを思い出す。しかし時を同じくして、紅羽の母・澪愛の友人で実は人食いグマであった箱仲ユリーカが銀子達を陥れる計画を練っていた。やがて紅羽はユリーカに騙されて銀子が母の仇であると思い込んでしまい、「罪グマ」である銀子を撃ってしまう。だが、実際に澪愛を食べたクマは銀子ではなくユリーカで、彼女はかつて自分の「スキ」を否定されたと思い込んでいたことから澪愛の命を奪い、更に彼女の娘である紅羽も自分のものにしようと目論んでいたのだった。そんな中、紅羽のクラスで「人間に化けたクマが学園に紛れ込んでいる」ことが突如として暴露され、透明な嵐による「クマの排除」が行われようとしていた。その最中、ユリーカは紅羽を呼び出し襲い掛かるも、その様子を見ていた紅羽のクラスメイト達に撃退され命を落とす。その後、ユリーカを看取った紅羽は彼女からかつて母が描いた絵本の結末のページを隠したという告白を受け、絵本の最後のページを見つけ出す。絵本の結末には、クマと人間の和解が描かれていた 一方嵐が丘学園では学園に潜むクマを探し出す活動が本格化していた。るるは紅羽と銀子の仲を取り持つために奔走するが、その中で紅羽に本当のことを話してしまったため人間の姿ではいられなくなり、クマの姿に戻ってしまう。それを見た大木蝶子は紅羽を捕まえ、銀子をおびき出そうとする。銀子は蜜子の導きに従って、紅羽に迫る。そこを蝶子が狙撃するが、クマの世界から人間に戻ってきたるるが銀子のかわりに蝶子の銃弾を受ける。 倒れたるるを見て銀子は泣き叫び、クマの姿をあらわにする。そこで拘束されていた紅羽はかつて銀子を人間にする際に自分がユリ裁判で「スキ」を諦めたことを思い出し、紅羽を拒む銀子に近づく。ユリ裁判で「傲慢の罪」を認めた紅羽は女神クマリアに自らをクマにしてほしいと願う。降臨したクマリアは純花の姿をしていた。クマになった紅羽と銀子は蝶子らから銃撃される。撃子はともだちの扉の前に捨てられていたサイボーグのこのみを抱き上げる。るるは「スキがキスになる場所」でみるんの約束のキスを受けた。銀子と紅羽は約束のキスを交わす。
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