アニメにおける乳揺れ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 04:32 UTC 版)
乳揺れはアニメのファンサービスとして広く見られ、特にガイナックスによる多用が英語圏のアニメファンに強い印象を与えており、乳揺れを指す“Gainaxing”あるいは“Gainax Bounce”という言葉については、少なくとも1993年までさかのぼることができる。また、英語圏のアニメファンの間ではガイナックスのOVA『おたくのビデオ』の劇中アニメに登場するミスティ・メイを乳揺れの単位として用いている。たとえば、"One Misty May" で乳揺れ1回である。 アニメ史での乳揺れの厳密な起源は定かではないが、アニメ研究の界隈では長年の間、1983年に発表された『DAICON IV OPENING ANIMATION』が原初だと考えられ、定説とされてきた。 しかし、アニメにおける乳揺れについての定義を見直されたことをきっかけにいくつかの先駆けが発見されており、明らかなものとしては1981年放送のテレビドラマ『おてんば宇宙人』のOPアニメが初出であると評される。また、定義揺れではあるものの乳揺れに然りと目される作品として、1977年放送のテレビアニメ『まんが日本昔ばなし』から「山んばの嫁さん」、さらにはそれ以前の1969年頃に制作されたアニメ『ルパン三世 パイロットフィルム』での峰不二子のダンスがそれに当たる。それらのほか、テレビアニメでの変身バンクにおける初めての乳揺れは、1988年放送の『超音戦士ボーグマン』のアニス・ファームがバルテクターを装着するシーンであると評される。 ただ、知名度や影響力を視野に入れた場合、1984年に劇場公開された宮崎駿監督のアニメ映画『風の谷のナウシカ』の主人公ナウシカが挙げられる。アニメーター・映画監督の庵野秀明は、同作品のDVDのオーディオコメンタリーにて「最初にやったのは宮崎駿ではないかと思う」とコメントしている。
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