アイソレーション・ゼノモーフ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/17 06:47 UTC 版)
「エイリアン (架空の生物)」の記事における「アイソレーション・ゼノモーフ」の解説
ゲーム『エイリアン アイソレーション』に登場した個体。作中では「人殺し」もしくは「エイリアン」と呼ばれる。基本的なデザインは第1作に登場したビッグチャップに準ずるが、後脚が趾行性である。これはゲームの性質上、素早く動くことが多いためである。また、第1作のディレクターズ・カット版の設定を採用しており、人間をエッグに変貌させて繁殖を行っている。 第1作より15年後の2137年にノストロモ号のフライトレコーダーを回収したアニセドラ号の乗組員C・フォスターより誕生。セヴァストポリ宇宙ステーション内で居住者を殺害、または捕獲してエッグに変貌させ、他の居住者に寄生させては仲間を増やしていた。 当初は第1作と同様に1体のみがステーション内を徘徊しており、ゲーム中盤でアマンダ・リプリーの活躍によってステーションから切り離しが可能な研究ラボに閉じ込められ、追放される。しかし、終盤にステーション内の原子炉に巣を作っていたことが発覚してからは複数体が登場する。 本作では第1作の「完璧な生命体」という側面が強調されており、リボルバーや閃光弾等は全く通用せず、ショットガンの接射や最大チャージのボルトガンですら一瞬怯ませる程度。火炎放射器やパイプ爆弾等で一時的に撃退させられるが、作中ではどう足掻こうが絶対に殺す事はできない。武器・アイテムによる撃退も、多用しすぎると脅威ではないと学習され、火炎放射器にすら一切怯まなくなり、投擲物で注意を引こうとすれば逆にこちらの位置を割り出してくる事もある。 一方でエイリアンの攻撃を防ぐ手段は存在せず、例え遠くから発見された場合でも一瞬で距離を詰めてくるため、エイリアンに発見される事は正に「死」を意味する。元より生身の人間がどうこうできるような存在ではないため、「どう対処するか」よりもまず「遭遇しない事」が何よりも重要となる。しかし通風口で待ち伏せする、逃げ込んだダクトに先回りする、机の下に隠れても覗き込む、執念深く警戒する等の知的行動を行うためそれも容易ではなく、プレイヤーは常に極限の緊張感に晒される事となる。
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