わざと

デジタル大辞泉

わざ‐と【^▽態と】

読み方：わざと

［副］《名詞「わざ（業）」＋格助詞「と」から》

１ 意識して、また、意図的に何かをするさま。ことさら。故意に。わざわざ。「—負ける」

２ とりわけ目立つさま。格別に。

「—深き御敵と聞こゆるもなし」〈源・葵〉

３ 正式であるさま。本格的に。

「—の御学問はさるものにて」〈源・桐壺〉

４ 事新しく行うさま。

「—かう立ち寄り給へること」〈源・若紫〉

５ ほんのちょっと。少しばかり。

「ではござりませうが、—一口」〈伎・上野初花〉

あがつま語

わざと

[多]＝態と＝形ばかり、ほんのちょっと　・「三々九度は　わざと　口に付けた真似してもらえりゃあ　いいんだい」

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

わざと

出典:『Wiktionary』 (2018/07/01 20:05 UTC 版)

副詞

わざと【態と】

1. 何かを意図的に行う様子。
   • 私は、わざと意味ありげに、にやにや笑った。（黒木舜平『断崖の錯覚』）

発音^(?)

わ↘ざと

類義語

• 故意に

翻訳

• 英語: advisedly ^(en), elaborately ^(en), knowingly ^(en), purposely ^(en), purposefully ^(en), on purpose ^(en)

派生語

• わざとらしい

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「わざと」の例文・使い方・用例・文例

• 彼は彼女にわざとうそをついた
• わざと花瓶を倒したわけではない
• わざとでなく，うっかり
• わざとやったのではないので，そんな風にせめないで
• 彼はわざと何も言わなかった
• 彼女はわざと鍵をなくしたのだと思う
• 先生は私たちに質問して欲しいときにわざとあいまいな言葉を使う。
• 女性に対するわざとらしい礼儀正しさは嫌いだ。
• トニーがわざと窓を壊したことは衝撃的だ。
• ことわざとは先人たちの経験によるものだ。
• 私は彼がわざとそうしたとは思いません。
• 彼女はわざとぬかるみを歩いている。
• 彼女はわざと私に聞こえるようにクラス中に悪口を言いふらした。
• それをわざと壊したのではありません。
• わざとではない
• わざとの可能性がある
• 彼女の態度は気取りやわざとらしさがない。
• 彼女は彼の注意をひくためにわざとハンカチを落とした。
• 彼女は道で会っても僕をわざと無視した。
• 彼女は怒っている事を示そうとわざとその皿を割った。