やる夫スレの展開
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2008年(平成20年)7月4日放送のNHK番組「ザ☆ネットスター!」においてやる夫を用いたAA作品が取り上げられ、主として「やる夫で学ぶサブプライム問題」「やる夫が声優を目指すようです」が紹介された。やる夫、やらない夫ともに声優の若本規夫が朗読した。その後、公式ホームページにも掲載される。しかし、著作物の引用に必要な表記がなかったとして2009年4月1日に削除された。 『週刊アスキー』の2008年12月30日号において「2008年ネット事件簿25」という、2008年(平成20年)にネットで起きた様々な出来事についての特集が組まれたが、その中で「やる夫スレが空前のブームになった」と紹介された。また、『週刊アスキー』編集部のおすすめ作品として「やる夫がバトル・ロワイアルに参加させられるようです」「やる夫で学ぶサブプライム問題」「やる夫が徳川家康になるようです」の3つが紹介された。 週刊誌『SPA!』の2009年6月9日号にて「ネット上に広がる素人エロ小説」という特集記事が組まれたが、その中で「やる夫が熱い! 感動エロ描写」という記事がつくられた。またその際、「やる夫がセクロスに挑戦するようです」と「やる夫がSM風俗に興味をもったようです」の2つのスレが取り上げられた。 2009年8月25日のニコニコ生放送で、イラストレーターの天野喜孝がやる夫のイラストを描いた。天野流のアレンジが施され、いかつい顔のタンクトップを着た毛深いクリーチャーになっている。 2009年(平成21年)8月29日には、2ちゃんねる運営から出版権を取得したワニブックスよりやる夫を用いたAA作品をまとめた本が出版されている。第1巻は「お仕事・業界編」(作者不明)である。 2016年にはやる夫スレ出身の作品として『ゴブリンスレイヤー』が出版され、2018年にはアニメ化された。 2019年には第26回(2019年度)「松本清張賞」をやる夫スレ出身の作家である坂上泉が受賞。 2019年にはやる夫スレの人気作品から、作者の手によって再構成された四作品、『朝比奈若葉と○○な彼氏』・『君は死ねない灰かぶりの魔女』・『クレイジー・キッチン』・『アキトはカードを引くようです』が「掲示板発のコンテンツ」として、KADOKAWAのMF文庫JおよびカドカワBOOKSにてライトノベル・コミカライズされ、出版されている。
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