ふゆげしき【フユゲシキ】(食用作物)
![]() |
登録番号 | 第13867号 |
登録年月日 | 2006年 3月 9日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | ふゆげしき よみ:フユゲシキ |
|
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 青森県 | |
品種登録者の住所 | 青森県青森市長島一丁目1番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 三上泰正、高舘正男、横山裕正、小林渡、舘山元春、前田一春、川村陽一、中堀登示光、小山田善三 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「山形40号」に「青系113号」を交配して育成された固定品種であり、育成地(青森県黒石市)における成熟期は中生の中、稈長がやや短、障害型耐冷性が極強の水稲、粳種である。草型は偏穂重、稈長はやや短、稈の細太は太、剛柔は剛、止葉の直立の程度は立、葉身の色は緑である。穂長はやや短、穂数は中、粒着密度はやや密、穎色は黄白、ふ先色は黄白-黄、芒の有無と多少は中、芒長は短である。玄米の形は中、大小はやや小、色沢及び精玄米千粒重は中、玄米の見かけの品質は上の中、光沢は良、腹白の多少は極少、食味は上の中である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は中生の中、障害型耐冷性は極強、穂発芽性は難、耐倒伏性は強、脱粒性は難、収量はやや多である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-i、穂いもち及び葉いもちほ場抵抗性はやや強である。アミロース含量及び蛋白質含量は中である。「つがるロマン」と比較して、障害型耐冷性が強いこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-iであること等で、「むつほまれ」と比較して、穂発芽性が難であること、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-iであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成4年に青森県農業試験場(現青森県農林総合研究センター、黒石市)において、「山形40号」に「青系113号」を交配し、5年にその雑種第1代の葯培養を行い、その再生個体の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、14年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
- ふゆげしきのページへのリンク