ふくれん西尾3号【フクレンニシオ3ゴウ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10321号 |
登録年月日 | 2002年 6月 20日 | |
農林水産植物の種類 | ゆり | |
登録品種の名称及びその読み | ふくれん西尾3号 よみ:フクレンニシオ3ゴウ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 西尾修一 | |
品種登録者の住所 | 福岡県八女郡黒木町大字北大渕1962 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 西尾修一 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「ふくれん西尾2号」に市販のシンテッポウユリを交配した選抜系統を母系とし、「ふくれん西尾1号」に市販のシンテッポウユリを交配した選抜系統を父系とする交雑品種であり、花はやや小輪の黄白色で中肋部が浅黄緑色のテッポウユリ型の切花向きの品種である。草丈は100~129㎝、茎の直径は10.0~14.9㎜、色は緑、毛じは無、節間長は茎の中央部は10~19㎜、止葉下は20~39㎜である。葉序は5/13、葉の全体の形は披針形、ねじれは無、葉幅は30~39㎜、葉長は16~20㎝、光沢は有、数はやや多、着生角度は30~59゜である。つぼみの形はⅨ型、花の向きは30~59゜、花房の形状は散形花序、全体の形はテッポウユリ型である。花径は90~119㎜、内花被の幅は50~59㎜、長さは13~17㎝、外花被の幅は30~39㎜、長さは16~20㎝である。花色は花弁の基部は黄白(JHS カラーチャート3301)、地色は黄白(同3101)、中肋部は浅黄緑(同3304)、縁部及び裏面は黄白(同3101)である。内花被及び外花被1枚の斑点の数は0、つぼみの色は浅黄緑(同3304)、内花被の形はⅠ型、外花被の形はⅣ型、内花被先端の形状はⅢ型、反転の程度はⅧ型、外花被先端の形状はⅥ型、反転の程度はⅧ型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は無である。花糸の色は白、花粉の色は黄、第1花梗の長さは60~89㎜、花梗の太さは中、色は緑、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは15~29゜、1花茎の花数はやや少、花の香り及び開花期は中である。「ふくれん西尾2号」と比較して、草丈が短いこと等で、「ホワイトランサー」と比較して、内花被の幅が狭いこと、開花期が遅いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、「ふくれん西尾2号」に市販のシンテッポウユリを交配した選抜系統を母系とし、「ふくれん西尾1号」に市販のシンテッポウユリを交配した選抜系統を父系とする交雑品種であり、平成9年に育成者のほ場(福岡県八女郡黒木町)において交配組合せ検定試験を実施して特性調査を行い、10年に目標とする特性であることを確認して育成を完了したものである。 |
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